日経平均は+435円と続伸でした。3月半ばからずっと苦しい展開が続いてきましたがここに来てようやくバリュー株に資金が流れて来ている感があり、そろそろ本格反転を期待したくなります。…が、戻しの速度が急過ぎるかなという気はします。何せ日経平均は先週木曜日の安値37617円→今日の終値38923円と2日半で1306円も上げています。直近の高値が先月20日につけた39437円なので、とりあえずはこの辺が短期的な上値の目安なのではないでしょうか。長期金利上昇が見過ごせない水準になっている中で、株価が突如として本格上昇するとは正直思えません。

 とはいえ、私は日本株は少なくとも夏~秋ぐらいからはまた上昇気流に乗る可能性が高いと思っています。もちろん期待だけで言っている訳ではなく明確な理由があって、それは各銘柄の配当利回りです。先の本決算で多くの企業は保守的な見通しで株価を下げておきながら配当は増配してる所が本当に多く、その結果今は右を見ても左を見ても高配当株だらけという感じになっています。例えば私の保有株では7239タチエスが利回り5.3%、7927ムトー精工5.2%、1814大末建設5.0%、8291日産東京販売は500株保有で優待付き利回り4.9%、4246ダイキョーニシカワ4.9%、7236ティラド4.9%…4%台前半の銘柄もゴロゴロしており、しかもこれらの銘柄は別に業績が悪い訳ではなくむしろ円安の追い風もあって期中上方修正濃厚で、PBRの問題から減配懸念も低い状態です。こんな高配当だらけの状態がいつまでも放置される訳はなく、1Q.2Q決算で業績が出始めて配当権利日が近付けば株価は必ず是正されていくに決まっています。なので私は、今年の夏~秋は本当に勝負所だと思っています。日銀が利上げ・金融引き締めを早めるかもしれないというのが最大の懸念材料ですが、植田総裁がアホな事さえしなければ年後半に必ず買い場・上昇気流がやって来ると本気で思っています。

 主要個別株は4116大日精化工業で今日も前日比+2.76%と続伸し年初来高値を更新しましたが、先週末からの好調の理由は分かりました。おそらく、四季報オンライン有料版の記載が株価上昇の要因です。大日精化工業の記載は先週木曜日に更新されていますがここでの記載がかなり良好な内容になっており、これを受けて株が買われたと考えるのが妥当でしょう。となると、紙の四季報発売後に再度上昇する可能性も出てきたように感じます。今の私はあらゆる銘柄に関してどちらかと言うと売り目線で、正直言うと私は大日精化工業も近い内にある程度利確していこうと思っていたのですが、今回の最新記載内容を受けて売却を一旦見送る事にしました。もちろん短期的に上昇が急すぎるのは事実なので今利確するのも全然アリだとは思いますが、私は最低でも紙の四季報発売日までは待ってみようと思います。

 その他では最近当ブログで何度か名前…というか番号が出てきた決算チェックリスト2Q銘柄の15番ですが、この週末に四季報サプライズに選ばれてしまいました。当然今日の株価は急上昇で、元々買いづらかった銘柄ですがさすがにもう買うのは無理かなという感じになってしまいました。もし先週木曜日(四季報オンライン有料版更新日)に勇気を持って寄り成で買っていれば僅か数日で結構儲けられた計算ですが…まあでもそれは机上の空論というか、このスカスカ出来高だと脈ありと感じていても強気で買うのはちょっと無理ですね…

 明日・明後日はブログを更新できるかどうか分かりません。
 もし更新できたとしても、かなり遅い時間になると思います。