昨日のブログに関するご意見ありがとうございます。私としては新ブログの購読を前向きに考えて下さっている方のご意見を極力優先するのが当然だと思っており、結論としてまだ当分「1Q銘柄の〇番」というような表記でいく事にしました。読みづらい面は多分にあるかと思いますがご了承ください。

 さて、早いもので5月も終わりです。個人的には4116大日精化工業・6209リケンNPR・7236ティラド・7287日本精機の本決算に期待したものの、決算直後の株価反応はいずれも全く期待ハズレという悔しい月になってしまいました。なので当然資産状況もボロボロ…かと思い込んでいたのですが、よくよく見てみると試算は大して減っていません。それどころか5月単体ならおそらく少しプラスです(3月末に比べればまだ幾分マイナスですが)。個人的にはボコボコにされたような印象で実際にリケンNPRの含み損は結構酷いのですが、いつの間にか大日精化工業の含み益がリケンNPRのマイナスを補って余りあるレベルまで成長してくれています。期待4銘柄の中で大日精化工業だけが車関係ではないのでポートフォリオの観点から他の3銘柄より多めに保有していたという運の良さもあるのですが、とにかく「分散は大事」と言うしかありませんね。

 ちなみにその大日精化工業、実はこの銘柄に関しては詳しいフォロワー様と何度かやりとりを通じて調査してきました。私としては本決算で発表された還元内容にはおおむね満足でこれなら株価は上がると思ったのですが、その方は私とはちょっと別の受け取り方で、「本決算では一気にPBR1割れを解消するような、もっと強力な株主還元策が発表されると期待していた」という事でした。それを聞いた私は「どれだけ高い期待かけてるんですか!」と心の中で思ってしまいましたが、しかし決算直後に一瞬だけ急落してからその後は上昇基調という株価推移を見る限り、私もその方もあながち間違った見立てではなかったという事だと思います。いずれにしても私としては、短期目線の投資家の期待の高さには驚くばかりというのが率直な所。やはり私には本決算跨ぎのような短期狙いはリスクが高すぎで、数か月単位でじわじわ上がる株を決算チェックで地道に拾っていかなければならないと改めて思った次第です。

 市場の方ですが、今日はバリュー株が強く保有株は結構いい感じでプラスになってくれました。というか昨日や一昨日も軟調な日経平均に対してバリュー株はそれなりに堅調で、ようやく大型半導体株からバリュー株へ資金が移ってきてくれているような雰囲気があります。この調子で配当株への更なる資金流入を期待したい所です。

 個別銘柄に目を向けると、今私が最も注目しているのが1Q銘柄リストの33番になります。ここはリストではB評価としていましたが昨日更新された四季報オンライン有料版の好記載を受けて、あみレーティングはA~A-評価へと「格上げ」し、実際に昨日買い足しを行いました。というか決算チェックリストをお持ちの方は備考欄をぜひ見て頂きたいのですが、私の評価基準ではどうしても配当利回り2%台の銘柄にA評価をつけるのは抵抗があります。つまりこの銘柄の評価がB止まりなのは単純に配当利回りがちょっと足りないというだけであり、業績面の評価は普通にAなのです。ただし今は配当権利日が遠く、株価にとっては配当よりも業績が重要になる時期という事情を踏まえて期待度格上げが妥当と判断しました。とはいえ、既に株価が結構上がっているので今から安易に買い足していいかはまた微妙な所。結局は最初の決算時点で私が「配当利回りに騙されず」にこの銘柄をもっと上の評価をして当ブログでもプッシュしておくべきだったのですが…いまさらそんな事を言っても仕方ありません。この教訓は次回の8月決算に生かさなければいけないと思っています。

 あと、昨日のブログでこの1Q銘柄の33番に加えて2Q銘柄の15番と1439安江工務店の3銘柄を四季報オンライン最新版の記載が良かった銘柄として書きましたが、この中でもし四季報発売日直後に株価が反応(上昇)するとすれば2Q銘柄の15番だと思います。決算チェックリストの備考欄には「増配しそうにない」と書いていますがこれは調査不足で、実際はおそらく増配します。しかもそこそこの幅の増配がありそうな雰囲気です。なのでリストをお持ちの方はぜひ赤ペンで訂正しておいてください。ただし、この銘柄は出来高があまりにも低過ぎる。しかもここ数日で株価が地味に上がっています。さらにこういう銘柄はもしうまくいかなかった時に売りたくても売りにくいというデメリットもあります。それらの面から本当に買いづらいのですが、四季報効果に期待して買うならここかなという気はしています。でもやっぱり買いづらいか…