長期金利が高止まりの様相を見せています。植田日銀総裁はついこの前まで「長期金利1%超えは想定していない」と言っていましたが、現実は既に1%を超え定着の水準です。そもそも長期金利が何故急激に上がったのかおさらいしておくと、大きなきっかけとなったのは先月の日銀金融政策決定会合後に植田総裁が「現在の物価高において円安が与えている影響は大きなものではない」というような発言をした事でした。この発言がハト派と受け止められ円安が進行、これに焦ったのか植田総裁は「円安による物価高リスクが高まれば金融政策での対応が必要になる」とあからさまに発言を修正、しかも実際に国債買い入れの減額を行った結果、近い将来の利上げ・金融引き締めが急速に意識されて長期金利上昇に繋がったというのが事の顛末です。
 また植田総裁の態度変更は岸田の意向が強く働いているとも言われており、先日岸田が首相官邸にて植田と会談した際に、円安を止めろ叱責したというように報じている媒体もあります。いずれにしても植田の軽はずみな発言と方向性を誤った金融政策、さらには岸田の無能も相まって為替水準は特に変わらず不必要に長期金利だけが上がってしまったというのが現状で、本当に迷惑千万な話です。近い内に書こうと思っているのですが、金利上昇は経済・景気・株価の全てにとって大きな悪影響を及ぼします。というか利上げとは「景気をわざと悪くしたい時」に行うものです。本当に岸田植田は何がしたいのでしょうか…今もかなり厳しい経済情勢ですが、数年後は本当に地獄になっているんじゃないかと思わずにいられません…

 いずれにしても長期金利上昇が強烈な悪材料となって、現在の日本株は正直言っていい所無し状態。私自身も最近買った銘柄は8割方含み損、今回の決算チェックリスト銘柄で儲けるのは諦めるしかないな思っている所で、決算チェックリストを参考にして損してしまっているという方には申し訳ない気持ちです(まあ数か月単位では巻き返す可能性は十分にあるとは思いますが…)。というかこんな短期間で長期金利が急上昇するとは想定しておらず、株価の不調は私のせいではなく岸田植田のせいだ!と言いたい気持ちですが…そんな恨み節を言っても仕方ないですね。岸田植田リスクにもっと気を配っておくべきでした。一応今回の決算チェック銘柄でいうと7744ノーリツ鋼機や7915 NISSHAといった1Q決算で好内容の通期上方修正が発表された銘柄はその後の株価も堅調という雰囲気があるので、8月決算では同様の「1Q決算で好内容の通期上方修正を入れた銘柄」を強気で上位評価していこうと思っています。思い返せば昨年の7299フジオーゼックスもそのパターンでした。

 あと、今日は四季報を手掛かりにして4189 KHネオケムという銘柄を買ってみました。例によって詳しく紹介するのはやめておきますが、ここは短期で5%ぐらい株価ががってくれれば利確してもいいし、仮に目論み通りにいかなかったら中長期に切り替えればいいかと思っています。言うまでもない話ですが、短期目線でも中長期目線でも期待できそうと思えるような銘柄は買いやすいです。ここはそういう二段構えが取れる銘柄かもという気はしていますが…これ以上言うとまた買い煽りと中傷されそうなのでやめておきます。

 

 

 

長期金利6か月チャート

不況下の利上げを着々と進める岸田植田は本当に頭がおかしい