先日のお知らせはさすがに大きなの反響があり、アクセス数ランキングが「FX・株予想・為替」部門の3位でした。思わず画像保存してしまったのですが……

 1位と2位のブログのタイトルには考えさせられるものがありました。もちろん1位・2位のブログに物申したい事は特にありませんが…本当に私はまっとうなブログを書いてきたものだと改めて思った次第です。


 市場の方は今日はなかなか良い地合いだったようで、特に鉄鋼・海運・総合商社の3大バリューが好調で保有株はまずまず上昇してくれました。9101日本郵船は今回の本決算での下落を覚悟しておりそれをもって売るつもりでしたが、自社株買い発表などまさかの好内容決算で株価は上昇。年初につけた上場来高値の更新を窺う所まできています。最後の最後に意地を見せてくれたという所で、本当に海運株はよく分かりません。まあ短期的な目線で言うとさすがに上昇が急なので一旦利確すべきな気もしますが、海運株は地合い最悪の全面安日に逆行高するという「保有する意味」がある株なので、とりあえずまだ当分保有しておこうと思います。

 一方で厳しいのは6209リケンNPRで、旧村上ファンド系のアクティビストが保有割合を減少させたという事が伝わって株価はこの2日間で5%以上も下げてしまいました。確かに同ファンドの売却は悪材料でしかなく株価下落は当然で、私としても非常に残念な気持ちです。中長期的にはいずれ上がるとは思いますが、私の購入単価である2900円台半ばに戻るには最低でも数か月はかかる雰囲気です。となると今保有しておく理由は乏しく、全売却はしないまでも一旦保有数を下げた方がいいのかなという気持ちになっています。

 また、決算チェックリストで言うと2Q銘柄の3番と1Q銘柄の24番は不動産関係なので、(業績はともかく株価的に)金利上昇の悪影響をダイレクトに受けてしまっており、ちょっと厳しそうだという気がしています。実質賃金24か月連続減少・個人消費4四半期連続減少(ともに過去最長記録)という『史上最悪』レベルの不景気で利上げを着々と進める植田日銀総裁とそれを後押しする岸田は頭がおかしいの一言ですが、これは金利の事を正しく理解していない国民にも問題があります。ヤフコメを見ていると「金利を上げて円安を是正せよ」「金利を上げれば景気回復」といった訳の分からんコメントが異常に多く、しかもそれらに「共感した」が数千数万とクリックされている有様。金利に関する基本的な話については無料ブログのうちにぜひとも書きたいと思っているのですが、何にしても金利が上がって経済が良くなるなんて事はありえず、特に痛い目を見るのは不動産関連業です。

 他では、今は売り目線という事で5284ヤマウをついに全株売却しました。配当利回り4.4%でその他の指標的にも文句は無いのですが、高配当とはいえ期末一括配当なので株価が上昇するにしてもまだ先の話でしょう。今期業績は普通に良いだろうと思ってはいますが結局今持っておく必要は無く、1Q・2Q決算を見てから(あるいはその直前に)買い直せば良いだけの話です。またヤマウに関しては3月の事故で株価が急落した時にスケベ買いしましたが、結局これも失敗でした。短期的な株価急変に目がくらんで売買しても大抵はうまくいきません。やはり決算をしっかりチェックして3~6か月後の株価に期待して買うという基本を徹底しなければならないと改めて勉強になりました。