今日の株式市場は日経平均が+1.05%、TOPIXが+1.38%と反発。全体の約8割の銘柄が上昇と、半導体以外は全面高でした。この大幅反発の要因はそもそも先週末に売られ過ぎていた事と、週末に中東情勢が一定の落ち着きを見せた事が要因に挙げられるでしょう。その中東情勢ですが、私はイランとイスラエルの攻撃の応酬はここで一旦打ち止めになるのではと見ています。イランによる攻撃及び先週金曜日のイスラエルの攻撃は共に自国のメンツを立てるための小規模な攻撃であり、これが大規模な衝突へと発展する可能性は低いと考えます。まあもちろん何が起こるか分かりませんし、この両国以外にも何をしでかすか分からない国や組織がウヨウヨいる地域なので油断は出来ない訳ですが…

 個別株の方は、今日は4116大日精化工業と6209リケンNPRを粛々と買い足しました。この2銘柄は今私が期待しているトップ2と言っていいかもしれませんが、何度も述べているようにこれらPBR1割れ銘柄は株主還元こそが全てであり、IRにて示唆されているような株主還元強化策が着実に実行されれば世界情勢など何も関係無く株価は上がる筈です。またチャートを見てもこの2銘柄は今ぐらいの価格帯での出来高が多く、なおかつ75日移動平均線に足をつけているような状態である事を考えると。ここからの下値リスクは限定的であるようにも見えます。なので今のうちに十分な株数を積んでおきたいというのが正直な所です。

 とはいえ市況が依然として不安定である事を踏まえると、買い一辺倒の姿勢はさすがに危険でしょう。特に今週後半には日銀金融政策決定会合が控えており、ここでまた植田総裁の口から利上げに前のめりな発言が出て株価を冷やすといったようなシナリオは十分考えられます。なので期待銘柄は買い集める一方である程度の現金も確保しておくべきとの観点のもと、今日は8159立花エレテックをついに売却してしまいました。立花エレテックといえば1年ほど前に当時の期待No.1銘柄として強めに取り上げ、その後間もなく株価が急上昇して結構な利益をもたらしてくれた銘柄です。株主優待の条件が1年以上の継続保有であり、その権利を手放す事にも強い抵抗感はありました。しかし四季報の記載は正直あまり良くないですし、依然述べた「ルネサスリスク」を考えるとある日突然8141新光商事のようになってしまうかもしれないという懸念も拭えません。それらをトータルで考え、現金化という決断になってしまいました。ただ、思い入れ深い銘柄なので手放すのはとても心苦しかったというのが本音です。

 そして今週の木曜あたりからはいよいよ本決算シーズンに突入します。明日以降のブログの内容は特に決めてはいませんが、書きたいと思うようなトピックが特に無ければ、各保有株の本決算跨ぎの方針に関して書いとけばいいかなと思っています。まあ、大前提として余程の期待株でなければ本決算跨ぎはあまりしたくありません。

 

 

 

 

 

大日精化工業・リケンNPRチャート

どちらも今ぐらいの価格帯で保有している人が多そう&75日平均線に足をつけた。

チャート的にはここからは上?と期待したくなるが…