4月7日現在の保有株です

※NISA枠単体で5408中山製鋼所・5976高周波熱錬・7433伯東・8150三信電気・9104商船三井・9432NTT・9888UEXも保有

 

 

 

 

 期待度の高い銘柄に関しては明日以降のブログで書いていくつもりなので、今回は方針を考え中の銘柄について書きたいと思います。

 

 まず悩ましいのは鉄鋼関連。鉄鋼株は利上げ局面で大相場を迎える歴史があるという事で期待してきましたが、最近は大相場どころか好地合いに全くついて行けてない状態です。やはり昔と違って今はCO2削減という要請に迫られているのが大きな負担だというのを強く感じます。また、ここに来て5401日本製鉄のUSスチール買収がどうなるか分からないという雰囲気になっているのも懸念材料です。少なくともアメリカ大統領選挙が終わるまでは事態は進展しないでしょう。となるとまだ暫く本格的上昇は望めそうにありません。そういった点を踏まえ、保有比率を下げたほうが賢明かなと考えている所です。

 

 海運株には腹が立つの一言です。特に許せないのが9101日本郵船で、株主還元を蔑ろにしPBR1割れを完全放置しながら、世間への体裁を取り繕うために18%もの大幅賃上げに踏み切りました。これはまるで、低賃金の弱小個人株主(私)が日本郵船の社員様という高給取り上級国民にお金を貢いでいるようなものです。日本郵船などもはや高配当株でも何でもなく、保有しているのは父親の遺産だからという理由だけ。とはいえ父親の遺産という意味では9104商船三井もあるので、日本郵船はもう売ってしまう方向で考えています。というか父親が生きていたとしても、今の日本郵船を見れば怒り爆発ですぐに投げ売っているでしょう。

 

 そして最も悩ましいのが5284ヤマウです。業績間違い無しと思っていた銘柄ですが、まさかの不祥事絡みで株価は一瞬にして低調モードになってしまいました。主力株が自動車関連に偏る中でヤマウは為替による影響を受けづらいという点でも重宝していた銘柄だけに、本当に痛い限りです。ただ、私はやはり業績自体は好調が継続するだろうとまだ思っています。とはいえ業績と株価はまた別、仮に業績が良くても不祥事の悪影響が払拭されない限りはそれがずっと株価の重しになり続けます。またヤマウはPBRが1超えで特に株価対策を打つ必要も無い状態なので、本決算ではかなり保守的な見通しを出してくる可能性は高いように思います。なので本決算跨ぎは避けるべきかなというのが正直な所です。

 

 6677エスケーエレクトロニクスも強気になれない銘柄です。ここは前回の1Q決算が悪すぎました。この時は上期のみの下方修正に留められましたが、次の中間決算では通期の下方修正や減配が入る可能性が否定できません。同株は既に大半を利確して恩株となっているので売りたくはないというのが本音ですが、次の決算を跨ぐのはリスクが大きいと考えざるを得ないでしょう。

 

 その他では、PBR1割れ株は本決算を跨ぐ / 逆にPBRが1を超えている株はあまり本決算を跨ぎたくない、というのが基本的な方針です。本決算では直近の業績よりも翌期の業績見通しが圧倒的に重要になりますが、とりあえず保守的な見通しを出してくるのが日本企業のお家芸。本決算跨ぎはとにかく慎重に考えるべきでしょう。