日経平均はまた700円超の爆上げで4万円の大台に迫りましたが、案の定保有株は大して上がりませんでした。そういう人がほとんどだったどころか、むしろ保有株は下がった。という人も多かったようです。ちなみに今日はユニクロ・東京エレクトロン・アドバンテスト・信越化学・ソフトバンクの上位5銘柄だけで日経平均を396円押し上げました。日経平均が下がった方が私の保有株は上がるので、そういう意味では今は私にとっては超悪地合いとも言えます。歪みきったヤラセ相場の中で本当に自分はよく頑張っているなと思います。

 今日の取引としては7927ムトー精工を100株売却し、その資金で4093東邦アセチレン8935 FJネクストを100株ずつ買いました。東邦アセチレンは足元好業績に加えて主力の産業ガス値上げに成功したということで、来期の業績も期待できそうに思います。FJネクストはそこまで期待度が高い訳でもないですが、業績好調・PBR0.6・配当利回り4%と重要指標が全て割安なので、PBR1割れ枠として加えてみました。一方のムトー精工に関しては、まだ期待はしているものの先日の決算内容を踏まえた上では今日の株価(2100円)というのはとりあえず御の字かなという気がします。

 そして今回は、昨日購入した6419マースグループという銘柄を紹介したいと思います。
 まず、マースグループの主力はパチンコ・パチスロ向け機器になります。実はここ最近、パチンコ・パチスロ業界は「スマパチ・スマスロ」という新機種への入れ替えが進んでおり、そのため関連企業の業績は軒並み絶好調。マースグループもその例に漏れず、先日の3Q決算での経常利益は前年同期比3.28倍と爆益状態です。ただしこの爆益は所詮はスマパチ・スマスロ需要が強い今だけの話であって、機種の入れ替えが一巡すれば好業績は終わりを告げる…つまり爆益はあくまで一過性のバブルでしかないという懸念がついてまわっているという状況です。なので私自身も、パチンコ関連企業には注目しつつもここまで購入を見送ってきました。私はパチンコやパチスロをやらないので、スマパチ・スマスロの入れ替え需要がいつまで続くかなんて全く想像もつきません。というかスマパチ・スマスロがどういうものなのかという事すら正直あまり分かっていません。

 ではなぜこのタイミングで購入に到ったかというと、その決め手はズバリ四季報です。先週から今週にかけて四季報オンライン有料版では記載内容が順次先行更新されているのですが、マースグループはなかなかに目を見張る内容になっているのです。有料情報なので詳しくは書けませんが、最新版の内容としては現在3.4%の配当利回りが近々5%前後まで増配され。加えて来期も今期と同等以上の好業績となる予想となっています。この予想が当たってくれるなら、今の株価は割安もいい所です。

 また、こういった四季報オンライン有料版での好記載銘柄は、紙の四季報発売後の株価上昇を期待することもできます。次回の四季報はおそらく3月15日頃に発売されるかと思いますが、オンライン版の記載内容的にはぜひそれまでに仕込んでおきたいと私は感じます。3か月前は同様の戦略で3317フライングガーデンが当たってそこそこ利益を取れましたが、今回はこのマースグループで「四季報発売日跨ぎ」にチャレンジしたいと思っています。

 ただ、仮に四季報の記載が的中して来期も絶好調業績が継続したとしても、それでも「パチンコ関連の好業績は一過性だろう」という本質的懸念はそれこそ業績が実際に悪化するまで半永久的に続くことになるでしょう。なのでマースグループに関しては珍しく短期目線で、とりあえず今月半ばの四季報発売日をチェックポイントと考えています。