決算ウィークは前半戦が終了しました。個人的に保有額が大きい銘柄は順に7299フジオーゼックス・7241フタバ産業・5284ヤマウ・4617中国塗料でしたが、いずれも満足の決算内容。また決算の結果でどうこうする予定は無かったとはいえこれも保有額のそこそこ大きい2768双日も決算後に株価急上昇と、本当に順調過ぎるぐらい順調と言っていい前半戦でした。ヤマウに関してはまだ決算後の株価が見えておらずPTSでもあまり反応していなかったようですが、ここは元々決算での株価上昇には期待しておらず内容だけが重要だと思っており、その肝心の内容が上場なので明日以降の株価がどうなろうが全く問題無しです。むしろもし深く下げるようなことがあれば追加買いといきたいと考えています。まあそんなことにはならないでしょうが。

 そして今週も多くの保有株が決算を発表しますが、特に重要なのは7236ティラドと7927ムトー精工の2銘柄、次いで重要なのが5013ユシロ化学と9142九州旅客鉄道(JR九州)といった感じです。ティラドは少し長い目で見ているので今回は無難に通過してくれれば良いですが、一方のムトー精工は今回が勝負所と思っています。ですが直近の株価がかなり上がってしまっているので、よほど良い決算でなければ売られてしまいそうという懸念を感じているというのが正直な所です。決算後の目標株価は2400円~2500円を想定していましたが、直近高値は2306円と目標株価の一歩手前まで来ており、これは株価だけで言うと買い足しどころかむしろ決算前の一部利確を真剣に考える水準です。とはいえフジオーゼックスやフタバ産業は結局利確せずが成功だったのでムトー精工も…と期待したくなりますが、しかしここまで本当に上手くいきすぎているのでそろそろ落とし穴が待っているような気がしないでもありません。そんなこんなで動くに動けず、結局は今の保有株のままで決算跨ぎとなりそうです。

 ユシロ化学とJR九州も期待度が高い銘柄ですが、結局ほとんど買い足せずここまで来てしまいました。共に決算発表は明後日に迫っているのでもう買い足しは難しそうです。どちらも業績は大丈夫と思っており特にJR九州は業績が比較的読みやすく、他のJR(東・西・東海)が悪くない決算だったことを踏まえても九州だけ業績が悪いとはとても考えられません。東と西は決算直後に株価が跳ね上がっているので、九州も同じような展開を期待したいです。

 他では5401日本製鉄・9888 UEXといった鉄関連にも注目しています。他社を見る限り鉄鋼業界は好調に見えますが、日本製鉄は独自の諸懸案を抱えるだけあって一筋縄ではいきません。何にしてももし鉄鋼大相場が訪れるならそれは今年だと思っており、言い換えれば今年駄目なら鉄鋼株はちょっと厳しいんじゃないかとさえ思います。そういう意味でも今年最初の決算発表となる今決算は要注目。またUEXは隠れ高配当銘柄であり、今回の決算次第では「事実上の配当利回りランキング1位」に躍り出る可能性も秘めています。四季報記載があまり良くないのであまり期待するべきではないかもしれませんが、しかし業績が配当に直結するだけに注目です。

 あとは日本精機も今週決算発表です。ここは新NISAオススメ銘柄に組み込んだこともあって既に購入されたという読者様の声もちらほら聞いていますが、日本精機に関しては少し先を見て期待している銘柄であり、具体的には5月の本決算が重要なポイントだと思っています。なので私の中では今回の決算はまだ本番前のウォーミングアップという感覚で、しっかりと買い始めるのは決算後からでよいと思いまだあまり買い進めていません。逆に今回は微妙な決算で下がって欲しいとさえ思っているぐらいで、そうなれば5月までにしっかり買っていこうぐらいの感覚で見ています。