今週からいよいよ決算ウィーク。保有株のうち、個人的な注目度が高い銘柄の決算日程は以下です。

30日(火):フジオーゼックス
31日(水):中国塗料・新光商事
1日(木):フタバ産業
2日(金):ヤマウ
5日(月):ティラド
6日(火):ユシロ化学:JR九州
7日(水):日本製鉄
8日(木):ムトー精工


 もちろん全ての保有株にとって決算発表は大事ですが、特に重要なものをピックアップするとこの辺りになるでしょうか。

 この中で最も注目しているのは何と言っても7927ムトー精工で、ここは私の中では今回の決算での上方修正&増配が既定路線と思っており、決算後は年間配当100円超、配当利回りから考えて株価2400円台ぐらいは全然あると期待しています。なのでまだ買い足したいとずっと思っているのですが、とはいえ現在の株価は主要移動平均線よりかなり高い所にいるのでよほど良い決算でなければ失望売りという可能性も考えられ、買い足すかどうかは難しい状況。幸い決算発表が後ろの方の日程なので、買い足し方針はギリギリまで考えていこうと思います。

 7236ティラドもムトー精工と同じようなイメージで、今後近い内に増配か自社株買いが待っている可能性は極めて高そうです。ですがおそらくは増配ではなく自社株買いになりそうですし、そのタイミングが今回の決算となるかは全く分からず、さらに直近株価もいい具合に上がってしまっています。なのでこのティラドに関しても、買い足したいけれど買い足せるかどうかは微妙といった所です。

 その点、5013ユシロ化学7241フタバ産業は増配期待度が高い割には株価がまだそこまで上がっておらず、ともに株単価が高くない点も含めて買い足しやすいことは事実です。当ブログではあまり触れていませんが実は8141新光商事も全く同じような状況、また株単価こそ高めですが9142九州旅客鉄道(JR九州)も同様です。ただしこれらの銘柄は近い内に増配があるとは思われますが、それが今回の決算になるかどうかは全く分かりません。仮に今回の決算で上方修正となったとしても、増配が無ければ売られるということは十分に考えられます。この点が決算跨ぎの難しい所です。

 7299フジオーゼックスも悩ましく、ここは「中長期ではまだまだ期待できるけど、短期的には上がり過ぎているように見える」に尽きます。今回の決算はズバリ30円の増配ではないかと予想していますが、このぐらいの増配なら配当利回りは3%台半ば止まりに過ぎず、市場の期待に届かなかったとして決算後に売られてしまっても全く不思議ではありません。なので従来の基準なら決算前に一部利確しておくのが定石ですが、しかし中長期的には株価1万円だって有り得ると本気で思える銘柄だけに、決算前だからという理由だけで手放すのは得策でない気もします。そんなこんなで、まだ迷っているというのが実情です。
 とはいえ迷うのは複数株保有しているからであって、もし100株しか持っていないのであれば当然継続保有です。今回の決算如何では短期的に株価が落ちることも十分考えられますが、何度も述べているように中長期での目標株価は最低1万円からと見ています。

 5284ヤマウも難しい銘柄で、というのもここは業績は全く心配していませんが利益が期末偏重型ゆえに増配のタイミングが本当に遅く、今回の決算ではおそらく増配は無いと見ています。となるとどれだけ好業績だろうが決算後は売られてしまう可能性もありますし、逆に増配が無くとも好業績が素直に好感されて株価上昇という展開も考えられます。なのでこのヤマウに関しては、もし増配が無かったという理由で決算後に売られるなら強気で買い足す、逆に決算後に株価が上昇する展開も想定して決算前にそこそこの株数は保有しておくといった両睨みの方針で臨むつもりです。

 4617中国塗料も期待株ですが、ここは今回の決算でそこまで大きく上下するような雰囲気でもないので、現状の保有株そのままで決算跨ぎといく予定です。あと、何だかんだ言って5401日本製鉄は非常に重要な銘柄になりますが、ここは長期保有銘柄なので決算内容には注目しつつもその結果に一喜一憂することなく継続保有していきます。

 他では、今現在保有してはいませんが2689オルバヘルスケアが31日(水)に、7282豊田合成が1日(木)に決算発表となっており、この2銘柄にも注目しています。オルバヘルスケア今期そこまで業績が良くないのが気がかりですが、毎年この時期から買い足すことにしている銘柄なので、とりあえず決算前に100株だけ買ってみようかなと思っています。その後の買い足し方針についてはそれこそ決算を確認してからです。また豊田合成は前回決算後の株価が存外低迷していますが、今回決算では結構な増配余地がありそうと見ており、決算跨ぎチャレンジしてみるのも面白そうな気がしています。こちらに関しても明日以降の株価を注目していきたい所です。