先週末のブログで「絶好調の日本株もそろそろメッキが剥がれるのではないか」と書きましたが、今週も日経平均は週足で+386円と続伸しました。メッキが剥がれるどころか何をやっても資産が増えるような状況で、ここまで来るとさすがに日本株の勢いを感じずにはいられません。

 とはいえもちろん「何をやっても資産が増える」というのは言い過ぎで、下がる株は下がります。代表的な所では今月最大の人気株とも言うべき3778さくらインターネットが昨日ストップ安→今日-8.76%と2日間で-23.6%の急落。こちらも人気株の6254野村マイクロサイエンスも先週木曜日の高値16660円→今日のの終値13190円と6営業日で2割超の急落です。まあこれらの銘柄に対して多くを語るつもりはありませんが、少し前にも書いたようにとにかく「投資で利益を得るためには真理だけを見つめれば良く、他は目に入れる必要無し」です。さくらインターネットや野村マイクロサイエンスという企業を悪く言いたい訳ではありませんが、株式投資という点においては私から言わせれば完全に「目に入れる必要無し」の銘柄でしかありません。というかこれらの銘柄に期待しているという方にとっては、逆に私のブログを読むことが時間の無駄になるのではと思います。

 今日の保有銘柄は日経平均に比べるとだいぶ劣後しましたが、とはいえしっかりプラスとなりました。エースとして期待をかける7927ムトー精工がここに来て値動きが良く、前日比+2.25%で2006年につけた2050円を18年ぶりに更新しての高値引け。上場来高値は1999年につけた2850円でこれにはまだ距離がありますが、とはいえ18年ぶりの高値更新というのは明るい材料です。しかし株価上昇は嬉しい反面、買い足しは難しくなります。ムトー精工は株価が1900円台前半ぐらいでいてくれるなら決算前に買い足そうと思っていましたが、2100円となるとそれも微妙になってきました。とはいえ私の中では決算後の株価は2400円を想定しているので、まだ買い足して良いと思える水準であることも事実です。ムトー精工に関してはこの週末に改めて精査するつもりです。

 来週は前半に日銀金融政策決定会合がありますが、まあ無風通過と見て良いでしょう。というか無風通過でなければ植田総裁の見識を疑います。そして早いもので、来週末辺りから決算シーズンに突入します。週末はムトー精工の精査に加えて、決算跨ぎ狙いができそうな銘柄をちょっと探してみようかなと思っています。まあ大した銘柄が見つかるとも思えませんが…