日経平均は大幅続伸で節目の35,000円をアッサリと突破してしまいました。ただ、直近の上昇スピードは流石に速すぎるのではないかという気がします。何せ大発会の安値は32693円だったので、上げ幅は僅か5営業日で2388円です。そろそろ調整が入ってもおかしくないと感じるのが普通の感覚でしょう。ただこの上昇ですら実はまだまだ初動で、昨年春のように想像を上回る上げ方をしていく可能性だって当然否定できません。要は相場読みは難しいの一言に尽きるのですが、でもやっぱり私はやや売り目線ということで、今日は7239タチエスを100株だけ売却しました。タチエスは株式指標的にはまだまだ上を目指せそうに思いますが、短期的には株価がかなり上がっている状況なので利確銘柄として選んだ次第です。

 また、同じく一部利確候補銘柄として私の中でずっと挙がっているのが7299フジオーゼックスです。フジオーゼックスの場合は中長期的には株価1万円を目指せると本気で期待していますが、しかし短期的な株価という意味では先のタチエス同様にかなり上がっています。最初に私が買った時は確か3800円台ぐらいで、当時の見立てとしては「中長期的な目標株価は1万円台、短期的には5100円~5750円」というものでしたが、現在の株価は5920円と当初の短期的目標値をクリアしています。なので個人的なルールに則れば一部利確するべきなのですが、しかし同株は保有株の中でも期待度最上位グループに属しており、「ここまで順調に上がってくれたのならこのまま中長期目標値の1万円まで行ってしまえ!」という気持ちが出てきてしまってなかなか利確できません。これはゴールポストを動かしていることになるのかそれとも目標値の適切な切り替えに当たるのかはとても難しく毎日のように悩んでいるのですが、冷静に考えれば今月末に控えた3Q決算までには一部を利確するのが無難なのだろうなとは思います。

 あと、今日は新規購入候補として考えている銘柄をさらっと紹介しておこうと思います。昼にもツイートしましたが具体的には3431宮地エンジニアリング・5644メタルアート・6526ソシオネクスト・7282豊田合成・7613シークス・9368キムラユニティー辺りを考えています(宮地エンジニアリングはツイートするのを忘れてました…)。ソシオネクストに関しては以前書きましたが、他に関してはメタルアートと豊田合成は昨年11月決算チェックで高評価したものの、その後円高やダイハツ問題といった外的要因でかなり下げてしまいました。とはいえ両銘柄共にそもそも高評価した理由は増配期待度が高いということであり、その肝心の部分については1ミリたりとも後退していないことを考えると、当時から株価を下げている分だけ注目度は増しているというようにも思えます。シークスとキムラユニティーは「PBR1割れ&好業績&来期から新中期経営計画」という要素が全て詰まっており、この条件に該当する銘柄はもうすぐ発表される新中計で大胆な株主還元強化を見込める可能性があり注目に値すると考えています。宮地エンジニアリングについてはPBRこそ1を超えてしまっていますが、配当利回り・業績・チャートの全てが良好でいかにも優良バリュー株という感があります。
 ただ、今は日経平均の上がりが急すぎるのでちょっと手を出しづらい感を覚えずにはいられません。また、いずれもどうしても買いたいという程でもないので、買うかどうかは株価を追いながら考えようと思っています。