年始で株式市場は開いていないということで今回はお笑いネタから、昨年秋に放送されたジョンソン大運動会の感想でも書こうと思います。まあ誰も興味無いと思うのでスルーして下さい。

 端的に言うと、「ただただ驚いた」というのがジョンソン大運動会を見ての率直な感想でした。何に驚いたのかというと、

「こんなに若手育ってへんねんや……」

 という驚き、この一言に尽きます。かまいたち・見取り図・ニューヨーク・モグライダーと名前だけ聞けば今を時めく人気芸人かもしれませんが、やってたことと言えばダウンタウンが創り上げたフォーマットをを使わせてもらって遊んでいるだけ。まるでダウンタウンのモノマネ芸人が制作した三流ユーチューブ見せられているようでした。視聴率4.6%と大爆死したのは当然でしょう。まあ視聴率4.6%なら数百万人が視聴したことになるのでユーチューバーならそれで満足なのかもしれませんが。

「これはアカンわ…」と思わせられたシーンはいくつもありましたが、まず冒頭が致命的にダメでした。薄らハゲを隠そうとする濱家の帽子を相手チームが脱がせようというシーンがあったのですが、濱家がこれをあくまで拒否し続けて帽子を脱がないままサムい空気でその場は終了。でもこれはあくまでフリであって2時間の番組内のどこかで帽子脱ぐだろうなと思って見てたら…結局最後まで帽子を脱ぐシーン無し。え?濱家っていつからそんなんが許されるレベルの芸人になったん?というか帽子脱げへんで全っ然ウケてへんかったやん?正直私はこの冒頭のシーンだけで見るのやめようかなと本気で思ったぐらいです。

 同じ濱家からもう1シーン、山内との自前Tシャツ脱がせ合い騎馬戦もグダグダの極み。少なくともどちらか片方のTシャツがボロボロになるんだろうと思って見ましたが、結果は濱家が山内のTシャツを優しく脱がせただけ。は???これ何がオモロイの?かまいたちがただ2人でジャレあってるだけやん?ダウンタウンがその場にいたら間違いなく「やり直し」…というかかまいたち自身がもっとマジのガチで騎馬戦に取り組むでしょう。そもそもかまいたちのサムいじゃれ合いを他の芸人が誰も指摘できないという構図がイタい。

 ジャンポケ斎藤がゲテモノ料理を食べるシーンも酷かった。そもそもカメラが十分に撮れてへんやんか。あのシーンもダウンタウンがいれば「お前今ホンマに食うたんか?分かりにくかったからもう1回食え!」となったでしょうね。仲良し連中のお遊戯会を象徴するシーンでした。あれじゃ食べられたゲテモノも浮かばれんわ…

 とにかく、ダウンタウンが創った土台を利用しただけの模造品と言わざるを得ない内容でした。ダウンタウンが偉大と言ってしまえばそれまでですが、ジョンソン出演者たちはせめて「面白いものを届けるんだ!」という緊張感を持って番組に取り組んで欲しいものです。まあ、ユーチューブをホームと考えているような姿勢の芸人にそれを求めるのは無理かもしれませんが…