昨日のブログにて含み損の銘柄を売却→即買戻しを行うと含み損が売却損として確定し、その損失分に相当する税金の還付を受けられるということを書きましたが、これに関して読者様から「同じ銘柄を同日に複数回売買した場合「買い」が先にあったものとみなされて取得単価が平均化される(なので損失確定額に相当する還付を受けられない)のではないか」というコメントを頂戴しました。そうなのかと思い自分の口座残高を調べてみた所、確かにその通りになっていました。

 つまり「含み損銘柄を売却→即買い戻し」という行為は、本来受けられるべき税額還付額を自ら減らしてしまうという愚策中の愚策なので絶対にやらない方がいいということになります。損出し還付を行う場合は、売却の翌日以降に買い戻すことが必須です。カメ子さん、ご指摘ありがとうございます。読者の皆様、昨日のブログでは下らないことを書いてしまい申し訳ございませんでした。

 ただ、含み損銘柄を全株売却して即買戻しした場合は大損となりますが、保有株の一部のみ行った場合…例えば含み損状態の銘柄Aを1000株保有しているとして、この銘柄の500株を売却→即500株買戻した場合はどうなるのでしょうか?まあどうなるかはちょっと計算すれば簡単に分かる話なのですが、仕事帰りでしんどいので計算は明日にでもやってみることにします。いずれにしても、昨日のブログの後半部はどうぞ忘れて下さい。というかこのままにしておくと読者様に不利益な情報をお届けしてしまう可能性が高いので、当該部分は削除するべきかもしれません。


 ここからは気を取り直して相場の話です。今日の保有株はそこそこのプラスで、日経平均が前日比マイナスだったことを考えると大満足の結果と言えます。値動きが特に良いのが7305新家工業で、昨日今日の2日間約11%上げて年初来高値更新。他では8076カノークス(2日間上昇幅+8.2%)・7299フジオーゼックス(同+4.9%)と期待の大きい所に切り返しが見られてホッと一息。特にカノークスは長い下髭をつけて26週移動平均線で反発した形で、来週から改めての再発進と期待したい所です。

 ですが一方、7241フタバ産業・7246プレス工業・7283愛三工業といった期待の自動車部品関連たちが揃って下落と弱さが見られるのは気になる所です。そもそも一昨日の下落日に関しても下げが特に強烈だったのはこれら自動車部品関連で、為替介入の悪影響をモロに受けてしまった感があります。また、今日は6919ケルが下方修正を発表して株価が-11.5%と急落しました。ケルも自動車絡みの面があったと記憶しているので心配な下方修正です。発表された下方修正理由によると半導体製造装置とFA機器向けが不調のためとあったので自動車関連の業績は大丈夫と思いたいのですが…一抹の不安を感じるのは事実です。

 他では一昨日の急落で一時967円まで株価を下げた5976高周波熱錬が今日は終値1012円まで値を戻しました。ここはDOE採用企業で高配当が保証されているので、株価が今の水準からズルズルと右肩下がりになることはまず考えられません。なので一昨日は買おうかどうか本気で迷ったのですが、結局買えませんでした。もしまた1000円を大きく割り込むようなタイミングがあれば、今度こそ強気で買い向かおうと思います。