日経平均は堅調ですが、28000円台の後半までくるとどうも怪しさを感じるのは私だけではないと思います。今度こそ上がるのか?と見せかけて27000円台に戻るというのはもう何度も見られたパターン。なので私は、今日も半導体商社株を少しだけ売りました。くしくも今日は半導体大手の6146ディスコと台湾TSMCの決算発表がありましたが、端的に言うとともに厳しい決算&見通しとなっています。半導体関連は(中長期的にはまだまだ伸びるとしても)短期的には少し厳しいターンかと思います。

 さて、最近の私は株主還元余力の高そうなPBR1割れ未満株をずっと探しています。当初は「プライム市場&スタンダード市場のPBR1倍未満株全て」を対象に選考しようと考えていましたがあまりに数が多いので「プライム市場&PBR0.85以下」に限定して選考を続けていましたが、この度ようやく「これは面白そうかも?」という銘柄を見つけたので購入に踏み切りました。6632JVCケンウッド(PBR0.65)です。

 実はJVCケンウッドは昨年秋にも購入候補として検討した銘柄だったのですが、その際は直近の利益があまりに突出しており、これはもしかしたら一過性の利益かもしれないなと思って結局購入には到りませんでした。ところが今回PBR1割れ銘柄として再度深堀して調べてみた所、受注残が順調に伸びていることなどが確認でき、どうやら好業績は今後も続きそうだという思いを強くしました。実際、3Q決算時に発表されたIRでは「第4四半期連結会計期間についても、無線システム事業において引き続き堅調な市況を背景に大型案件の受注効果が発現する」と、業績にかなり期待を抱かせるような文言があります。また、同IRでは低PBR是正のために「現状の配当性向30%を総還元性向性に改め、機動的な自己株買いを行う。また総還元性向については本決算時に発表する新中期経営計画にて発表する」とあり、つまりは株主還元強化をモロに示唆しています。タダでさえ好業績だというのに株主還元も強化されそうとあれば期待しない訳にはいきません。幸い株単価も400円弱と安く、早速そこそこの株数を購入しました。

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