今日は、私が仕事復帰するまでに

終わらせたい事があったので、

とある業者に来てもらった。

 

家の中に入って、

「わー、TV大きいですね~

綺麗な家ですね~」なんて

言っていたけど、直ぐに無言・・・

 

そうだよね、TVボードの脇には

遺骨とか遺影とかお花が沢山ある

コーナーがあるし、別な場所には

大きい遺影がある。

 

営業マン(同年代)、固まるよね。

 

いいんです、予測してましたから。

 

「はい・・・年末に夫が亡くなって・・・」

と言う話から、その契約したい

物の話になりました。

 

その契約したい物とは・・・

 

ホームセキュリティー

 

 

「夫の遺してくれた物を守りたい」

と、営業マンにも伝えた。

(そんな、大そうな物はないんだけど)

 

その営業マンは

「うちの嫁は俺が死んだら

そんな風に思ってくれないだろうな」と

言っていた。

 

「私だって夫がいた時には

そんな事思いませんでしたよ。

奥さんを残してはダメですよ。

女性の方が長生きするかも

しれないけど、奥さんに

こんな思いをさせちゃだめですから」

と、言ってしまった。

 

(でも、世の中の奥様達は

子供を残して自分は死ねないとか、

夫は何も出来ない人だから

自分が後で良かったと思う人も

沢山いるんだろうけど)

 

夫の事を他の人に言う事は

最近はあまり無くなったけど、

全然知らない人に色々話するのは

少しは気が紛れると思った。

 

「どこに何を設置するか決めるのに

部屋を見させてください。」

と言われた時は、やばいと思ったけど、

どうせ部屋を綺麗になんて

しばらくできないからいいやと思って。

 

直ぐにでも見積り作ります!と

また明日来て貰う事になった。

お年寄りが地元の銀行の人に

色々お話する気持ちが少し分かった(笑)

 

月々の料金は掛かるけど、

これ以上何も失いたくないし、

夫が遺したこの家で

腐敗遺体になる前に

駆けつけてくれるなら安いもんだ。

 

生きたいと言う訳ではないけど、

どうせ生きるなら安心はしたい。

 

私が働きに出る前に設置まで

終わらせたい。安心して家を空けたい。

 

ねぇ、私ちゃんとしてるでしょ?

褒めてよ。

 

 

 

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