今日は朝から忙しかった。
 
まずは夫の自動車保険の手続き。
夫の名義から私の名義へ。
 
こういう名義変更の手続きをすればするほど
夫の名前が世の中からどんどん消えていく事が
とても辛くて、1つの手続きが終わるたび
どうしようもない焦燥感に襲われる。
 
その後はお花を買った。
夫に供える花は、葬儀場からもらった物が
沢山あったので、今日まで何とか持ったが
さすがに枯れてきたので。
 
御供の花なんて、スーパーで
売っているもの位しか
買った事が無かったので、
花屋さんと相談して決めた。
お花を買うのって楽しいなと思った。
色々なお店に行ってみて
自分好みの花屋さんを
見つけてみようと思った。
 
その後、夫の会社、夫が加入していた
保険会社、司法書士との手続き、
夫の実家で書類を書いてもらうなどで
家に帰ってきたのが5時近くになった。
 
司法書士との手続きは
家の登記と権利を私に移す事、
夫の財産を私に全権利譲るのに
同意するよと言う同意書を
夫の両親の署名と実印を貰い、
それを提出する事だった。
 
夫の両親は快く署名と実印を推し、
印鑑証明書も貰ってきてくれた。
 
夫の父親は「XX(夫の名前)は
もういなくなったんだから、
これからはりんの体が一番、
次にお金だからな。
無理にケチケチしなくていいから、
使わなきゃいけない時は
ちゃんと使って生きて行くんだぞ」と
言ってくれた。
 
夫の父は、夫と空気感が似ていて
話をしていてとても落ち着く。
あまり多くは語らないけど
ちゃんとした事を言うし、
面白い事も言うし、笑顔が可愛い。
 
夫も自慢の父親で、父親からもきっと
自慢の息子だっただろう。
 
親より先に死ぬって本当に残酷だなと
悲しくなってしまった。