午前中に葬儀屋さんと打ち合わせが終わって、
私はやる事がたくさんあった。
・遺影の写真を選ぶ
→遺影に使える写真なんて全然無い。
家でふざけて撮った写真や、
ここ最近はマスクをした写真ばかりだ。
なので、少し前になってしまったが、
2019年に沖縄に行った時の写真を使った。
記念にと思ってプロのカメラマンに
海とホテルを散策した写真と撮って貰った。
(オプションでお願いした)
その沖縄、本当に楽しくて、
その楽しかった写真が
まさか遺影になるとは
夢にも思わなかった。
お揃いのかりゆしを着て、
ペアルックで撮った写真の
夫だけを切り取った物を遺影にした。
遺影の写真は弔問に来た人
みんな凄く褒めてくれた。
夫を良く知る人は
「わー、こんな顔するよねーーー」と
微笑んでくれた。
・私たちの居住地に死亡届と提出
→葬儀は夫の実家の方でやったので
自治体が違う。
夫の地元でも火葬は出来ると言ってたけど
調べたら火葬の料金が違うし、
(私たちの地元が段違いに安かった)
夫の地元で火葬しちゃうと
二人の家に帰れないまま
葬儀場近くで火葬される。
なので、死亡届は私たちの居住地に
出して火葬許可証を貰うのが良いとなった。
ただ、この日は大雪で、夫がいる
葬儀場から我が家は
往復が結構大変だ。
でも、何とか頑張って行った。
何が辛かったって、
世間の浮かれた大みそかの日に
市役所に死亡届を出しに行っている事。
車のTVから流れる浮かれた雰囲気と
夫が死んだと言う現実が
あまりにもかけ離れすぎて
色々理解できなかった。
「無」だった。