※長すぎたので前編と後編に分けました。


こんにちは、凛ですうさぎクッキー

 

明日から連休というのに、娘が発熱大泣き

冷えピタを貼って寝かせたので、これ以上悪化しないといいな。

 

 

さて、本題。

 

私の愛した元夫は、ほぼ100%自己愛性パーソナリティ障害(NPD)だ。

 

頭では分かっていたけど、まだ結婚している時は元夫がこの障害だと認めたくなかった。

どのサイトを見ても「治ることはない」「解決策はその人から逃げるしかない」と書かれていたから。

 

でも、離れたくなくて。

向き合うのが怖かったのだと思う。

 

だって、間違いなく幸せな時もあったから。

元夫が病気であることから目を背けたかった。違うって思いたかった。

 

離婚後も、私は元夫が好きだ。

 

いや違う、元夫が好きなのではなく、過去の楽しかった思い出が、優しかった彼が忘れられないのだ。

 

物理的にも離れて、冷静になれる今になってやっとNPDについて勉強することができた。

 

↓ここがその中で特におすすめのサイト乙女のトキメキ

 

 

私と同じように自己愛の強い人と結婚し、不倫され、離婚した方のサイトだ。

 

このサイトを読めば読むほど、なんど頷いたか分からないくらい共感し、とても勉強になった。

 

そして、元夫が好きで好きで離婚を後悔しそうになる時、その気持ちに蓋をしたい時にも繰り返し読んでいる。

 

「やっぱりあいつと一緒にいても不幸になるだけだったんだ」

「離婚したことは正解だったんだ」

「あんな最低なやつと暮らして、傷つけられ続けて人生を無駄にしなくて良かったんだ」

 

そう思い込むために。

そうでないと元夫が恋しくなってしまうから。傷ついてもいいから好きな人のそばにいたかった、と思ってしまうから。

今、一緒に暮らしている新しい彼女が羨ましくて死にたくなってしまうから。…チーン

 

このサイトに書かれている、自己愛の10の特徴を元夫に照らし合わせてみようと思う。


前編は1から5まで。

 

 

1、自分が特別な人間だと思う

 

まさしく。

人はだれしも自分が主人公だし、自分が一番なのは当然だけど。特権意識が強かった。


実際、コミュ力おばけおばけな元夫。

年収も高く、名の知れた会社で出世していたのでそれなりにすごい人間なのは確かだ。

 

でも、等身大の自分以上に、偉くて特別な存在だと思っていたように思う。

 

元夫の自己愛は、出世がきっかけとなってひどくなったのだが、

 

「お前に俺はもったいない。お前も、この家(関東の田舎に建てたマイホーム)も俺の価値に見合ってないんだよ!」

 

「休みの日に公園とかショッピングモールとか、俺の人生の時間の無駄なんだよ。

お前の時間の価値と、俺の時間の価値は違うの。同じ時間でも俺の時間の価値のほうがずっと高いんだよ!」

 

というような内容を何度も言われたっけ。

 

で、俺に見合うのは、港区のタワマンだそう。それを本気の顔で言うから笑ってしまうよね。。笑えないけど不安


子どもが2人もいる父親が何を言ってるんだろう…って当時は理解できなかった。

 

そして「他人から見てカッコいい俺」を演じるためになんでもやる。

結婚当初やたら私に尽くしていたのも、子煩悩で毎週公園へ遊びに行っていたのも、今考えるとそうだったんだろうな。

 

「イクメンな俺かっこいい」的な。

当時は「イクメン」という言葉がちょうど流行っていた頃だったしね。

若くして結婚して、仕事も頑張りつつ週末は家族サービスをする俺を見て!って感じ。

 

私はというと、

「家事も育児も積極的で、かつ稼いでくれて、しかも超面白くて私のことを誰よりも理解してくれる、大好きな旦那さんハート

って思ってたんだからアホの極みガーン


元夫の中で素敵だと思う対象が「イクメン」から「都内のタワマンで豪華な暮らしをするお金持ち札束」に変わってから、家族は邪魔になり、ゴミのような扱いに変わった。

 

特権意識で言うと「すごい人とつながってる俺」も大好き。

 

いわゆる著名人とのつながりが自慢なのか、SNSに「この前〇〇さんと会食でご一緒させていただきました」とかね、いちいちそんなことを得意げに書いちゃう。

 

もちろん仕事の成果も書いちゃうよ。

「頑張ったのは自分じゃなくて、実際に手を動かしてくれたチームのおかげ」

って、周りを感謝しているように見せかけているけど”30そこそこでチームを統括をしている上司の俺”マウントも忘れない。笑

 

そりゃ、周りからどんなふうに見られてるかは誰だって気になるし、大事だけど…ね。

 

 

2、自分は常に正しいと思う

 

これについては、常に正しいというより、

もし自分が間違っていたとしても謎の理論で「自己正当化」して他人のせいにする。

そうすることで、結果的に自分が正しいと思っている…というようなイメージかと。

 

しかもその自己正当化は、自分より弱い立場・従順な人に対してしか行われないのもまた面白いところ。

ようするに、自分の稼ぎでご飯を食べている妻や子ども、それからどうなってもいい部下などが対象になる。

 

逆に、自分より目上の人や権力を持っている人、肩書のある人への媚びっぷりもすごい拍手

 

 

3、自分の非を受け入れられない

 

「カッコいい俺」「誰もが認めるすごい俺」

と思っているので、そのプライドが傷つけられると耐えられない。

 

例えば、浮気や不倫。

 

これはどう考えても浮気したほうが悪いってのは一般常識で分かるはず。

バレたら妻側から責められるのも当然の流れでしょう。

 

でも、自分より弱くてバカにしていた立場の人間から非難されるのが許せない。

そうするとどうなるか?

 

妻のせいで、俺は不倫をしてしまったんだ。

妻が悪いから、俺にこんな行動をさせたんだ。

 

と意味不明なことを言い出す。他人に責任を押し付ける。

 

とはいえ、普通の人間でも、追いつめられるとこういうことを言って自分を守ることがあるかもしれない。

でも心のどこかで自分が間違ったことを言っていると分かっているはず。

 

でもこの病気の人は、本気でそう思ってる。

自分は悪くない、悪いのは妻であって俺じゃない。むしろ俺は被害者なんだ。

そうしなければ自分が保てなかったんだ。それくらい妻が悪いんだ!と思い込んで、自分の中で納得してしまう。

 

だから反省するわけもない。だって自分は悪くないって本気で思っているから。

 

 

4、他人を利用価値で判断する

 

これは元夫には強く出ていたように思う。

自己愛の病気が強くなっていた頃は、人を人と思っていない発言が多かった。

 

例えば仕事でも「あいつは使えない」という内容を何度も聞いていたが、なんていうんだろう。人をただの駒としか思っていないようだった。

自分にとって好都合なのかそうでないのか。

そうでないものは徹底的に排除する。

 

そのために労力をいとわない。

必死に偉い人に媚びて、味方につけて、元夫が敵だと判断した人が失脚したり失敗すると充実感でいっぱいになるらしい。

 

私や子どもたちも元夫のアクセサリーだった。

特に私は元夫のドストライクの顔だったらしく、隣を歩けるのが自慢で鼻が高いんだ!というようなことを昔はよく言っていた。

 

だから、元夫にとって価値のある人間だった頃の私にはとても優しく、誠実だった。尽くしてくれた。

それは私が元夫の自尊心を満たす存在で、利用価値があると判断されていたからに過ぎないのに。

 

自己愛性パーソナリティ障害の人が可哀想だな、と思うのは、これを「愛情」だと思っているところ。

もちろん、私からしても「愛されている」と思ってしまうのだが、本人も「彼女を、妻を愛している」と思っている。

 

でも実際には他人への愛情なんて持ち合わせていない。

大事なのは自分の欲が満たせるかどうかだけ。

 

次に利用価値のある存在(不倫相手)ができたら、平気で捨てられる。

それまで長い間ずっと愛情をもって接してきた相手だとしても。

しかも、不倫を責められでもしたら、妻を敵とみなして元夫から全力で排除される。

 

他人への愛情を知らない、持つことができない病気。ある意味かわいそうなのだ。

 

 

5、共感性の欠如

 

これも代表的ですね。

元夫は「共感」がどういうものかは知っているので、共感しているふりはできる。

でも心から共感したり、他者へ思いやりを持つことはない。できない。

 

この「共感するふりはできる、思いやりのある人間に見せかけることはできる」というのが非常にやっかい。

こちらの気持ちに寄り添ってくれたり、反省しているように見えて勘違いしてしまうので「次こそは変わってくれるかも」と期待する。

そして、また裏切られて傷つき、悲しむ。

 

このループ。

 

自己愛の人が共感するふりをしたり、一見優しく思いやりを持って接してくれるのはあくまで自分の利益のため。それ以外ない。

寂しい時に慰めてくれる人をキープしておきたいとか、とりあえず駒として持っておくため。

 

…自分で書いてて悲しいけど昇天


以上、前編でした。


後編は浮気や不倫関係のことが多いかも。

ぜひ続きも読んでもらえたら嬉しいですハートのバルーン