母と妹はどちらか毎日、


病院に来てくれてた。


面会の数十分が


とてつもなく


しんどかったし、


最初は車椅子に酸素吸入


してたし、


面会場所まで行くのも


しんどかったけど、


生きて家に帰れるかどうか


分からなかったので、


家族としては


必死だったんだろう。



そんななか、


3回目の腹水穿刺の翌日、


彼が面会に来てくれる


と言った。

抗がん剤して3日目、


まだ髪の毛は


抜けていなかったころ。