この日から、
検査が続いた。
真夜中の検査と
被るようなものも
あったように思うけど、
あまり覚えてない。
記憶にあるのは、
痛かった検査と
苦しかった検査だけ。
検査室に行くのも、
車椅子を押してもらって
の行動となった。
まずは、子宮体がんの検査。
今後、私の主治医となる
若い男の先生だ。
中先生と呼ぶことにする。
婦人科用の検査台に座って、
機械が動く。
腹水でお腹張って
苦しいなか、仰向けで
両足をおっぴろげる。
長い器具で子宮の細胞を
取るという。
今まで2~3回経験あるし、
一瞬の痛さで終わったから、
覚悟を決めてた。
が、
いた、
いた~い
痛い~~
うぅ~~
と声が出てしまった。
なんだこの痛さ。
先生がごめんね~
我慢してね~と
子供を扱うように言ってくれた。
いゃ、大丈夫です。
良くなるための
検査ですもんね。
大丈夫
大丈夫
ぅあ~、うぅ~
身体が弱ってくると
痛みの耐性もなくなる
のかなと感じた。
すると中先生に、
2年前、本当に
子宮体がんって診断
されたんですよねぇ
と質問された。
はい、掻爬手術しました。
伝える。
どうやら、
がん細胞が見当たらないようだ。
その瞬間、理解した。
恐らく2年前診断された
子宮体がんも
乳がんも
その当時から
進行してないんだな。
あ、これは
卵巣がん原発の
病気なんだな。
と、勝手に
今の病状を
理解した瞬間。
(いま)
そういや、最近
重曹クエン酸を
飲んでないな。
また気になること出てきたし、
また今夜から始めよう。