私がよっぽど不安な顔を
していたからか、
おっちゃん先生が
事情を説明してくれた。
遠方から重症のお子さんを
受け入れることになったから、
すぐに対処出来るように、
大勢で待ち構えているんだよ、と。
あ、
なぁ~んだーー
そうだったんですね。
ちょっと安心した。
とはいえ、
腹水穿刺したものの
まだまだ大きなお腹を
抱えてる私のカラダは
自由に動けなくて、
検査に時間がかかった。
時刻はもう真夜中。
こんな夜更けでもCTやら
血栓の検査やら、
高額そうな機械が動いてる
大学病院に感動した。
いや、衝撃を受けた。
大学病院ってやっぱり
色んな意味ですごい
だけど、本心は
しんどくてしんどくて。
もう、検査なんて明日でええやん
と思ってた。
この頃、母と妹は
当直の先生(女医さん)に、
血栓が飛ばないようにするため、
足の付け根や胸元に
今すぐ手術して
ポートを入れなきゃ
いけないかもしれません
と言われていたらしい。
血栓が飛んだら一発で
死んじゃうんですよ
と。
二人とも全くピンと来てなかった
らしいけど