吉田有里です。
「念ずれば花開く」という言葉を聞かれたことはあるかと思います。
これは、仏教詩人の坂村真民さんがかかれた詩なのですが、ご存じでしょうか。
以前に、坂村真民さんの詩が書かれたカレンダーを頂いてから、興味が出て色々読むようになりました。
心に響く詩が多いのですが、その中でも、しみじみと心に残るものは、
「生きてゆく力がなくなる時」
坂村真民
死のうと思う日はないが
生きてゆく力がなくなることがある
そんな時お寺を訪ね
わたしひとり
仏陀の前に坐ってくる
力わき明日を思う心が
出てくるまで坐ってくる
人生には、明るく元気で過ごせるときも、虚しくて、やるせなくて、喜んで生きていけないときも色々あると思うんです。
この詩を読むと、そういった心の弱さも、生きていればあって当然なんだよ、と言ってもらえたような気持ちになるんですよね。
坂村真民さんは、
「病気よし、失恋よし、不幸よし、失敗もよし、泣きながらパンを食うもよし、
大事なことは、そのことを通して、自分を人間らしくしてゆくことだ。
人のいたみのわかる人が、本当の人間なのだ。」
と仰っていたそうです。
辛いことの渦中にいる間は、何も考えられないかもしれないけれど、しばらく経って、「病気よし、失恋よし~~」を読むと、ふっと吹っ切れるような気がします。
人生は、経験ですもんね!!
今日も一日、愚痴を言わず、嬉しく爽やかに過ごしましょう