8月14日<現実> | P's diner

8月14日<現実>


<現実日記>


8月14日(月曜日)

天候*快晴



関東では不安定な天気が続いています。


僕には全く影響はありませんでしたが、大規模な

停電なんかがあったりして、


「ああ、世界は終末に向かっているのだな」なんて

思ったり思わなかったり。




14日はホント早く寝ました。

日付が変わる前に寝るなんて何ヶ月ぶりかしら。


早くに寝すぎて夜中に起きるという、

不規則な生活の弊害があったりしましたが、

なかなかスッキリした朝を迎えることができました。




今日は、いつものアイロニーとシニカリズムに

満ちた内容は少し控えめにして、


今朝の起き際に見た、大変お盆らしい夢の話。




【ここから夢】


父方の祖父(故人)と、軍用のジープみたいなゴツイくて

屋根のない車に乗って、知らない街をギャンギャン走っていました。


運転免許を持っていないはずの祖父が運転していることや、

頑固で偏屈だった祖父がニッコニコで運転していることに


疑問も不安も感じない僕。上機嫌で助手席に乗っています。



いつのまにか周囲が住宅街(誰もいない)になっていて、

道が細くなってきましたが、ワイルドな二人はスピードを

落とすこともなく走り続けます。


しかし、無軌道に走っていたせいか、

袋小路に入ってしまい、「なんだよこれー」

などと言っていると、突然地面がなくなって、

水中になっているのです。



「ヤバイ、水の中だ。

でも、この車は水陸両用だから大丈夫だ」



という、完全な説明ゼリフを水中でつぶやく僕。


少しの間水中をドライブするのですが、


車は水陸両用だけど、僕と祖父は陸専用だということに

気づきます。



苦しくなってきて、車を乗り捨て、

カナヅチなはずの祖父と二人で、グランブルーみたいに

物凄くキレイで青い海(?)を、水面を目指して泳ぐのですが、

なかなかたどり着きません。


「結構深いねえ」などと、平気で水中会話をする僕と祖父。



ムガムガ言いながらさらに泳いでいくと、

やっと太陽らしき強い光が見えてきました。



その時、祖父がいきなり

「忘れ物をしたから車(海底)まで戻る」と言い出します。



「無理だよじいちゃん、一回空気吸ってからにしなって」


と、僕は現実的な提案をするのですが、祖父は


「大丈夫大丈夫」と言って戻ろうとします。


やっぱり頑固だなと思いながら、

「何をわすれたのよ」と訊くと、


いつのまにか蒸気機関車の運転士の格好をした祖父が、

「帽子がないと暑くてダメだ。お前のも持って来てやる」

と言いながら、スーッと海底に消えていきました。



「もう!」と思っているあたりで目が覚めました。





お盆には帰れない仕事をしていることもあって、

もう久しくお墓参りに行っていないのですが、


そんな孫にあきれて、祖父自ら僕のところにきたのかなと

思うと、なんとなく申し訳ない気がしたり、

ちょっとロマンチックじゃないかと思ったり。



朝スッキリしていたのは、夢の余韻が心地よかったから

かもしれません。



起きた後、シャワーを浴びて、朝食を食べて、

ゆっくりコーヒーを飲んで、鼻歌まじりで出勤できました。


あ、ちゃんと帽子もかぶってね。



なんだか「世にも奇妙な物語」で

たまーにやるいい話みたいな内容になってしまって

恥ずかしいですが、



たまには早く寝るのもいいかな、と。









まあ、

夢の中で会ったので、今年もお墓参りには

行かないとは思いますけどね(ええー!)








せめてお線香ぐらいはね
一応お線香はあげとこう。
電気式の線香だけど。というか売り物だけど。