8月4日<現実>前半 | P's diner

8月4日<現実>前半


8月4日(金曜日)
天候*東京:晴れ 熱海:超快晴


<あらすじ(?)>
仕事で熱海に行ってきた如月麟ことわたくし。
果たして仕事の内容とは、海洋散骨だった!


初めて携帯から更新し、
写真の縦横もままならない感じでしたが、
とにかく行ってきました、熱海へ!


朝六時起床。
七時半出発。

真新しいスーツに身を包み、海風にさらされてもびくともしないように
珍しく髪をきっちりセットし、会社から渡されたデジカメの操作法を
暗唱しながら、一人東京駅から新幹線(自由席)に。


眠気に打ち勝つため、海にまったくそぐわない
screaming jay hawkinsのフリンジーを繰り返し聴いていたら
いつの間にか熱海へ。

熱海駅午前9時半
一時間かからないのね。


初の先取り成功と言えるほど、熱海はものすごく快晴。
というかものすごく暑い。
すでに鼻の辺りが日に焼けている感じ。
東京も早くこんな天気になればいいんだ。

どんなに暑くてもジャケットを脱がない僕は、
まさに社会人の鏡と言えましょう。


ワイシャツをびしょびしょにしながら、タクシーで港へ。

すでに到着していた散骨立ち会いの方々(いわゆる遺族の方々)、
並びにキャプテン今井氏、クルーの高橋氏・久保田氏に挨拶をすませ、
さっそく乗船。

清純な娼婦号




クルーの高橋氏(24歳、真っ黒)をして、
「こんなにコンディションがいいのは珍しい」と言わしめた
穏やかで青い海を、クルーザー「清純な娼婦号(僕命名)」は
快適なスピードで進んでいきます。


そのまま航海をすること30分弱。

途中に遭遇した潮目にたまった海岸からのゴミを見て、
「こんなことではいけない」などとにわかエコロジストになったり、
偶然トビウオが跳ねる姿を見て興奮したりしながらも
船は下田を過ぎ、いよいよ散骨海域へ到着した模様。


船が停泊。

今まで観光気分で海風にあたっていた一同の顔に、
一瞬にして厳粛さが宿る。



そしてその時、
キャプテン今井氏(37歳・カジキマグロ釣りレコード保持)から、
思いもよらぬ言葉が投げかけられた!


つづく