8月1日<現実>
<現実日記>
8月1日(火曜日)
天候*まあまあ晴れ
なにこれ、梅雨明けたってのによお!
モヤモヤモヤモヤ湿っぽいったら!
午前7時どころか、いつになっても真夏日になんかなりゃあしない。
アイスの実なんてもうどこにも売ってやしない。
初日にして、先取れていない感じでいっぱいですが、
ご心配なく。
メインイベントであるところの、「スーツ」はしっかり買って来ました。
「仕事の合間」なんてあっさり書いていましたが、
そこそこ忙しい一日でしたので、
まずその「合間」を探すのにすごく苦労しました。
スーツを購入するのに適した合間がなかなかなくて、
結局「30分で戻ります」と言い残し、駆け込むように
紳士服のコナカへ。
入店し、何も発声しないうちから、店員はなぜか困惑顔。
それもそうか。
男が汗だくになって走りこんできたら、困って惑うはず。
しかしこっちは時間が無いので、とりあえず
「スーツ欲しいんですけど」と言うと、
「どういったスーツが?」と訊いてきたので、
とりあえず日記どおり、
「今度散骨をしに熱海に行くんで、それに合うようなやつを」
と答えました。
「サ・・・サンコツ・・・?」
当然ポカンとする店員さんを尻目に、その辺に置いてある
スーツを物色。
我にかえった店員さんも、
「こちらは軽くて涼しい素材を使っております」とか
「こちらはイタリィ製ですので、作りがいいのです」とか
「こちらは軽くて涼しいイタリィ製ですので、お高いです」とか、
いろいろ親切に教えてくれました。
そこで僕が尋ねます。
「ダブルのスーツはないんですか?」
・・・ゴクリ。
店員が固唾を飲む音が、店内に響き渡る。
店「ダ・ダブルでございますか・・・?」
麟「そう、ダブル。」
店「あ、あるにはございますが・・・」
麟「なあんだ、見当たらないから焦っちゃったよ(ニヤニヤ)」
店「申し訳ございません・・・」
麟「どうした?なぜ震えておる?」
店「いえ・・・別に・・・何でもございませぬ・・・」
麟「此へ来りゃれ」
店「ウイ マダーム」
もはやジャンル不明になっていますが、
とりあえず
当然のように紫のダブルなぞあるわけもなく、
というかほとんどフォーマルなものしかなくて、
またすぐにシングルスーツのコーナーへ。
<コナカ豆知識>
僕が行ったコナカでは、今時分ダブルのスーツを買う人は
ほんとに少ないそうです。
カタログを見て取り寄せる形で販売しているそうです
ダブル好きな人も、これで安心。
店員さんとミニコントをやっていたおかげで、
本当に時間がなくなってしまい、
結局、無難中の無難な三ボタンのブラックスーツを
買ってしまいました。
「それじゃあ、時間ないんで」と言い放ち、
買った品物を持って店から走り出て行く僕。
最後まで店員さんは呆気にとられた顔をしていた
ような気がします。
まあ、
店員さんの立場になって考えれば、
シングルスーツをガチャガチャ見ていたヤツから、
いきなり紫のダブルスーツの動向を尋ねられたわけですからね。
普通に気持ち悪いかなと。
とりあえず日記どおりに買い物ができてよかった。
帰ったら一人ファッションショーです!

まあ、無難だこと!