(鳴沢桜 見事な大木だけれど誰も通らないような場所にあるそうです)

 

 

桜前線ももう北海道までわたっているそうです。

今年の日本の桜も、そろそろ終いになるのでしょう。

昨日の東京MXニュースに<コロナ感染症第9波の可能性>という内容が紹介されていました。

1月に自身は、4月末には 第9波が来る可能性、と読んで

高齢者施設で働く方などにはお伝えしてきました。

医療コミュで色々教えて頂いている医師たちも

GWのちには大きな波が来る、と読み

感染者が少なくなった時点で次の準備に入っています。

自分が四月末、と読んだのは転勤や卒入学入社でひとがおおきく移動すること、

もう流行は終わった、と捉える人口の多さから推測していました。

 

 

先週のニュースで、山梨県都留市市役所で、全職員の1/4が感染し

業務が出来なくなっている、という報道もありました。

役所職員なんて、話すのが仕事なので、感染の機会は多いものです。

一昨年役所にお手伝いに伺った時も、電話相談業務でしたが

いきなり色々な部屋に電話をバラバラに配置できないし

一人の判断だけで応えられないケースも多く

一日中なり続ける電話に対し、一部屋に集まった担当たちは、

しゃべり続けることが仕事でした。手洗いに立てるのは一日一回くらいで辛かった。

予防接種も受けられない生身のまま

感染者家庭に家庭訪問なども業務にあり

良く感染しないでいられたな、と思います。

 

 

最盛期は、発症までの潜伏期間が2日と言われていましたが

現在は、発症までが緩やかで4日はあるようで

従って感染先の特定はかなり難航するそうです。

発症しないので、感染者と長い時間傍にいるような事態で

最終的にクラスターが出ていると言っていました。

症状が出にくくなった(不顕性感染)ことと

過去の感染や予防接種などで免疫があるので

大勢が症状出るころにはクラスターを構成してしまう。

自身が色々教えて頂いている医師は、精神科の医師ですが

精神科の患者さんだって感染はする、しかし内科医はそれを引き受けてくれず

精神科医は、かなりの猛勉強を積んで精神科内で感染症を対応するシステムを作ったと言っていた。

同僚医師はそのため自身が身体を壊し退職、

その医師も、検査をしてみたら脳内出血を起こしていたことが判明したが

院長が退職を許可してくれなかったので、そのまま診療に当たっている。

(CT写真を見せて貰ったら、結構普通重篤レベルの出血だった)

誰もがそうだ、とは言わないけれど、医療者たちはこんな思いで過ごしてきて、

そして今から、についても同じような体制で向き合っている。

 

 

 

 

夫はGWに関西へ行くようで、自分も鳥取の友人を

呼び出せば来てくれるのは判っていますが

気楽に人が多い場所に行く時期ではないだろうと考え、同行しないことにしました。

あいつとの道行きは楽しいので会いたいですが。

松江に行くなら、迷わず「空いてない?」と聞きますが

次の波を予測しながら,敢えて混雑する時期の観光地に出向かないほうが良いと判断しました。

 

 

 

昨年凶弾に倒れた方の別荘の付近。

このあたりに立って、出勤する私に手を振ってくださいました。

昨年までは、あの方も見ていらした風景です。

今年の桜は見られなかったね。

 

 

 

 

山もつつじが咲いて、こんなに早く季節が進むのはなんだか不可思議に感じます。

晴天ならこの後ろに富士山が見えます。

 

 

 

 

 

 

後は得意芸 最近作の胃袋満たしてしてくれたあれこれ。

アジのなめろう

フキノトウ天

タケノコと山芋の落とし揚げ

たけのこ御飯

この季節だけのささやかな宴

 

 

 

例年だと、GWを山で過ごして自宅に戻るとフジが咲いているのですが、今年は既にフジがきれいに開花しています。

 

季節が早く進行しすぎている。

それは何だか不安しか感じません。

昨日既に半袖シャツ一枚で過ごして快適だったことも(まだ四月です)

 

数日後にはまた寒気が戻るという予想も

気候が暴れている、統制が取れなくなっている。

 

 

 

 

今時点の自分には、この世に溢れているウィルスを全て無効にする手段は持たない。

自分にできるのは勉強して、その対処法とその実態を学ぶことしかできない。

勉強することしかできない。

学んでこの世のお行を重ねてゆくしかできない。

自分にできるのは神社でご奉仕をさせて頂きながら

神に仕える神職、の補助とそこにいらしてくださる方に

『ご自身の視点や基準を下に向けず、上に向けるよう』

という助言をお伝えしてゆくことくらいしか出来ない。

『巫女さんのお話ってためになるよね、面白いし』

為になるかどうかは判りませんが、

「自分中心ではなく他の方のことを思いやれる気持ちを持ちましょう」

ということをお伝えしてゆくだけ。

一言言ってどなたもがそう動かれるかどうか、などないと思いますが

あの巫女いつも同じことばかり言ってる、でそれがどなたかの記憶の隅にでも

残ったらいいな、と考えてお伝えしています。

その機会を頂けることが、何よりも自分の益になっています。

 

 

 

 

春が,往く。まだ四月なのに、春は終わってしまう。

暦とどんどんずれを見せる季節の乖離に

四季というモノがこの世にいつまで存在してくれるのだろうと思ったりする。

 

 

春の夕暮れの色、

これが、桃色ではなく緋色に替わってゆくと

夏が来る。