おついたち、月次祭。

出勤時間が7時半までになったので

朝日が顔を出してから家を出られます(うれし🎵)

が、北東に向かうのですが、朝日が目を射る。

この時期の太陽の高度が低いので、息子を送った帰りも

太陽に向かって走ることになり

サングラス買おうかな、といつも思います。

全く何も見えない中、勘で走っています。

 

 

 

 

「早い時間から申し訳ないです、よく来てくださいました」

 

 

 

 

 

水気は無いですが、道路は凍結しているのが走ってみると感じます。

何とか予定時刻にお宮に着いて、月次祭からご奉仕。

 

 

 

 

 

 

その後昇殿参拝の予定が入っていて

玉串奉奠の説明お願いします」

「わかりました」

 

 

 

 

 

 

 

自分は、昇殿なさる8分前から説明することにしています。

説明しながら実演して見せます。

説明が約3分、あとの5分は各自が自分の中で咀嚼できるようにと考えています。

これが正解、はありませんので

自分がこれなら理解できるかな、と考えたやり方です。

「案、このテーブルですね、ここにこんなふうに玉串を置かれて頂いて

その後、二礼(といいながら礼を二回して見せます)

二拍(手を二回打ちます)

一礼(一度礼をします)

という手順になります」

「え~、難しい、、、、間違えそう」

「もし間違えても、、、、神様はばちなんか当てませんから。

ただ、一生懸命に取り組んでいただけたらそれでいいんです。

あまり考えすぎると、動作が止まってしまうので

するっと動いていただければよろしいんですよ」

 

 

 

 

 

 

 

昇殿の間、私は邪魔にならない、しかし

玉串奉奠の際、目に入る位置で立ちます。

参拝の方々が、私の姿を見たら

そこで私の行った動作を思い出してくれるのではないか、と

考えて決めた立ち位置です。

これまでのところ、間違えた参拝の方はありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

玉串奉奠を終えたら、私は目立たぬよういったん下がり

撤下品のなかのお札の用意をします。

一度祭祀の内容を通してみておけば、何分くらいで拝殿から出てらっしゃるのか

計算できますから。

祭祀が終わる頃に、そっと拝殿に入り

神職が撤下品を渡しやすいように

物陰の 案(あん、樹のテーブル)に並べます。

細かい時間を計るために、ナースウォッチが欲しいのですが

一般の場所では見つからず(実物を見たい)探しています。

 

 

 

 

 

 

 

あとは、拝殿の清掃、待合室にお出ししたお茶碗の片づけ、

宮司と話すためにいらした氏子さんへお茶をお出しして

こまごました場所を楚々と片付け、拭き掃除。

時間が出来れば紙垂を切り、たたみ。

社務所で御守りの授与。

 

 

 

 

 

一般の仕事とは異なり

時間がゆっくりと流れます。

一つ一つを丁寧に。

医療従事者が、どんな状況でも走ったりしてはいけない、と

言われているのと同じく

走り回っている神職や巫女、は世の中も乱しそうなので。

 

 

 

 

 

舞を舞うときは、ゆったりと、一つ一つの動きを確実に。

神社巫女の本質は神職を補助することです。

巫女は主役になってはいけない、コスプレ巫女は単独で主役を張る方もあられるようですが、

あくまでも本物の巫女は神職の補助者です。

 

 

 

神職を補助させて頂き、そして奉仕者であること。

それが、巫女、です。