不惑。

① まどわないこと。心が乱れたり悩んだりしないこと。〔論語‐為政〕

 物の考え方などに迷いのないこと。

② (「論語‐為政」の「四十而不惑」から転じて) 四〇歳の異称。

 

 

 

 

 

 

実年齢は、そんなものではありませんが

自身もいま、生き方の転機を迎え

つらつら考えていたら

生き方の基礎とすべし、と

今さらなのですが(人間熟していません🥶)

自身の芯に強く据えよう、という結論に至りまして

目につく処に書いて貼ってみたり

(あまり他人の目に付く処だと、痛い人になってしまうので

自分は必ず毎日見る、という場所に粛々と)

意識にインプット中です。

 

 

 

 

昨日、車の点検の為にディーラーさんに伺ったら、担当さんの姿が無く

『Aはこの度急な異動がありまして、○○店店長として赴任いたしました』

という言葉と共に、担当さんからのお手紙を渡されました。

 

 

 

 

彼は元々整備士だったのですが、その店に

営業として異動してきました。

「なんせ言葉もうまく無くて。。。どうしたらいいのか、というのが

正直な処です」

なんとなく、そこから彼へのコーチが始まりました。

 

 

 

 

自分も学生時代、学費と生活費を稼ぐため色々なアルバイトを

してきました。デパートに入ったら、配属されたのが

呉服売り場。そこに来ていた営業さんにスカウトされて

和服モデルのアルバイトが出来るようになった、有難い売り場です。

呉服というものは、「しまむら」で3000円だったワンピースが

500円になって買えたの!のような価格変動はありません。

私は成人式の振袖一式(当時安くても80万円はした)を

売るための補助要員でした。

お安くはないものをお勧めするには、自分も知識を頭に入れないと

対応できません。

筋肉だの臓器だのの知識と同時進行に

和服の知識も頭に詰め込みました。

それでね、売ってしまったんです、私。

まだ自分もはたちにもならないようなコムスメが

100万円近い一式を幾つも。

 

 

 

 

 

特に売り上げ手当もありませんでしたが

自分の考え方と行動で、100万円近いモノを

売ることが出来る。頭を使えば売ることが出来る。

ある意味の感動でした。

 

 

 

 

その時得たノウハウを、担当さんに教え始めました。

彼の実直な人柄もあり、徐々に売り上げは伸びてゆきました。

「いち整備士であったら、このような職は拝命

出来なかったと思います。西住さんのご指導のお蔭です」

 

 

 

 

 

 

私はきっかけ、をお伝えしたに過ぎません。

それを行動したのは彼です。

カウンセラーとして対応させて頂く方も同じですが

自分の助言をきっちり守り、行動してくださった方々は

結果を出されています。

行動する人には、必ず結果が出る、と

改めて思った出来事でした。

 

 

 

 

 

こういう、自分の蒔いた種、とでもいうものが

最近あちこちで開花してきています。

一日二日ではなく、何年単位、で育ちあがったものばかりですが。

人ってすごいな、と思います。

 

 

 

 

そこで不惑に話は戻ります。

まだ、学ばなくてはならないことは山ほどあり

薄れる一方の記憶力を、何とか奮い立たせて

覚えるまで反復、繰り返し、幾度もぶつぶつ呟き、それでも忘れ

実践できることは、繰り返し実践して体で覚える。

あまりの自分のおバカさん加減に、豆腐を頭にぶつけようと

まぁ、お安い豆腐を幾つ買って見たことか。

本当に頭にぶつけると、まず屋外か風呂場でやらないと

掃除の大変さに後悔することになりますので

風呂場でぶつけてみたことがありますが

あれは、自戒の意味ではなく

セルフ罰ゲームですね。

髪が長いので、なかなか豆腐が落としきれず、

『豆腐の角に頭をぶつける』は

短髪か五分刈りのかたでないと、お勧めできないのが判りました。

 

 

 

 

 

豆腐と格闘するという、人生の時間の無駄遣い、

はあまり賢いとは言えないことを悟ったので

それなら、自分に絶望しなければいいのだと理解致しました、

 

 

 

 

 

 

何かを学んだら、即実行!!

これを繰り返してゆけば、何とか頭に入ることが判ったので

 

読む、知る  →  即実行

 

これを繰りかえしていたら、知識が増えてきました。

 

 

 

 

 

知識が増えてゆくと、自信が持てるようになり

迷いもなくなってゆきます。絶望しなくなります。

『不惑』の誕生です。

 

 

 

 

不惑。ものの考え方などに迷いのないこと。

知らないから迷う。

知っていれば、迷わず進める。

知って居ればいいだけの事です。

それなら『不惑』。知ろうとする努力を止めなければいい。

 

 

 

 

 

 

自分の旅支度は、まず旅程で読む本を設えることから始めますが

今回の旅のお共は

 

 

 

『すてきなあなたに』

短いエッセイの連なりです。

なので夢中になり過ぎず、どこからでも始められ、どこでも終われます。

食に関する話題も多いので、これやってみよう、と思うヒントも多いです。

帰った翌日、早速紹介されていた料理作ったし。

 

 

 

 

 

知ること学ぶことを常に自分に課して。

どこにでもある、学ぶことを見つけ続けて。

頭が Balloon Top(風船頭。空っぽという意味)なので

学んでも学んでも、なかなか追いつけませんが。

 

 

 

 

 

不惑、と書きつつ、本日少し動揺しています。

Gマネの仕事に行った場所の書店で

見つけてしまった、以前お付き合いさせて頂いていた、寡作の

漫画家さんの新作。何年描いてなかったの?

というくらい描いていなかったのに。

以前少し連絡を取った時

『僕も描いてみるよ、動いてみる』

と言ってくれたのを実行してくれたようで。

勿論購入して、車の中で時間も惜しむように開いたら

主人公の女の子が、彼と付き合っていた頃の自分そのもので

息をのみました。

彼にとって、女性、は、あの頃のみほ、で定着しているようで。

手が震えてきて、泣きたくなりました。

『だから、キミだけだって言ったろ』

こちらを真っ直ぐに見て微笑む主人公の姿に

彼の声が聞こえたような気がしました。