接種券が届き、
ネットで予約をしたのち
先般大規模接種会場で
一緒にお仕事させて頂いた方からお電話を頂きました。
暫しの安否確認の後
「ところで接種券届いた?二回目、確か8月だった記憶がある」
「届いたので、予約しましたよ」
「いつ?明日とかじゃない?」
「まだ少し先です」
「明日来られる?××会場なんだけど。
予約者の中で感染者が出て辞退、
ワクチン無駄になりそうなの。モデルナね。
なら。自分の知ってる人に声かけたい、となって」
「行けます。何時ごろ行けばいい?」
「夕方の最後の予定者が終わった処に入れられる。
時間遅くて申し訳ないけど。出来るだけ早く打っておいた方がいいから
あ、2人分あるから、2人になってもいいよ」
「じゃ二人でお願いします」
「予約の方は取り消しておいてね。
まだ余裕あるよね?」
というやり取りがあり、思ったより早く
順番が来ることになりました。
この事態は、全国的に感染者爆発の現在
どこにも起きていて、勿体ないので
スタッフが自身の知り合いなどに連絡して
その穴を埋める、事も多く行われているようです。
この事態に関し、私は医学の知識はありますが、素人なので
医師という立場では説明は出来ませんが
自身が知識として、医療者から教えて頂いている内容を記しますと
1,オミクロン株はインフルエンザと変わらない、という誤った見解を
昨年末あたりに、メディアから出され、
それを信用してしまっている人口があること。
少し前まで、うなぎ上りに増えに増えた感染者数を見る限り
感染を甘く見ている人口が多すぎる事。
<以前の病態より軽く経緯している>人があるのは
オミクロンが弱っちいからではなく
ワクチン接種に寄り 重症化する人が抑えられているため。
2,「オミクロン株」について、説明できますか?と問われたら
答えられますか。
最初に出てきた BA.1型に対し
現在の主流は BA.2型(ステルスオミクロン株)という変異株です。
現在の感染者のほとんどが、このBA.2型になっています。
短期間にこれだけ爆発的に増え、以前の型を駆逐してしまうという事は
それだけBA.2型が強いという意味になります。
南アフリカという國は、平均寿命が65,3歳となり
国民の平均年齢が 29.7歳なのだそうです。65歳以上の人口比6.0%。
日本は 平均寿命84.3歳、国民の平均年齢が 47.4歳。
65歳以上の人口比28.4%。
南アメリカから出てきたレポートにあった「軽症者が多い」は
単純に高い年齢の人口が少ないので
若い世代の軽症者が多くなっただけなのではないか、と
医療者たちは見ています。
現在も、各医療機関のコロナ感染者による
病棟使用率の多さ、は以前のように頻繁に報道されていませんが
一般病棟を削って
コロナ感染症患者さんに充てている事態も変わらないし
毎日更新し続けている「死亡者」数も、高齢の方々を
中心に推移しています。
重篤な後遺症を残す人も多く
一年前に ECMOに一か月繋がり、後に離脱できた方が
今、後遺症として、数々の臓器の機能不全に苦しんでいて
あの時救命したことが正しかったのか、と
苦悩する医師の感想も伝わってきている。
「簡単に、生きていればそれでいい、とは言えません」
さて。接種当日、16時までに会場入りして受付を済ませ、
後は呼ばれるまで待機し
無事接種出来ましたが
何というのか。。。。私が行くと何故かスタッフが爆笑してしまい
こんな事態になって初めて、しかも初対面の方々相手に
みんなで馬鹿笑いしてしまいました。
私の顔が面白かったのかしら・・・・・・・(-_-;)
書類確認、問診、接種、等流れ作業になりますね。
どこに行っても相手が笑い始めてしまい
接種の処で医師とナースと3人で笑っていたら、呼んでくれた方が顔をのぞかせ
「笑い声なんて珍しいと思ったら、西住ちゃんだったか、やっぱり。
この人ね、昨年○○の大規模会場で一緒に仕事させて頂いて
怒りだした来場者も、最後に笑いながら、悪かったな、って
言って帰るような仕事してくださったんですよ。楽しい人でしょ?」
「あ、聞いたことありました。
○○には楽しいスタッフさんがいるって。
あなたでしたか」
ナースが言ってくれて、また医師含めて
みんなで大笑いしてお開きに。
面白かった。
「こんな仕事だから、笑うなんてことないんですよ。
いつも西住ちゃんは、スタッフの気持ち和らげて下さって
今回も助かりました」
「こちらこそ、思ったより早く接種させて頂き
ありがとうございます」
「今回も西住ちゃんと一緒に仕事したかったな」
「楽しかったもんねえ」
大規模接種会場が楽しい、なんて不謹慎かも知れない
けれど、スタッフ側も、いつ会場で感染するか判らない危険の中で
仕事している。
それなら、笑える場であったらいいな、と思って
私が他愛ない、誰も傷つかないような話題を出すと
みんな笑ってくれる、一瞬場が和む。昨日の問診の医師には
気に入られたのか、彼の目の届く範囲にいる間
幾度も目で追ってくれていた。
たぶん、あんな馬鹿な事言う人周囲にいなかったのでしょう。
これまで関わらせて頂いた方々、
きっとどこかで再会するよ。
待ってるね。
人生の愉しみ方はいろいろ。
どこにでも楽しみ方は あります。