5年前に起きた、広島市安佐南区、北区の土砂災害から、20日で5年が経ち

被災地では未明から、犠牲者への追悼の祈りが捧げられたようです。

 

広島というところは、初めて見た時驚きましたが

山に張り付くように住宅地が広がっています。

平地が少ないので傾斜地に進出するのが道理なのですが。

そこに大雨が降った。

地にしみこまなかった雨は激流を形づくり流れた。

あの現場に、友人の家がありました。

山から流れ下った水は、T字路に当たる場所の家の塀にぶち当たり

そこから道なりに流れ下った。

その、ぶち当たった家の2件隣が友人の家でした。

幸か不幸か、全く被害がなかったのです。

 

 

自分にできることは何なんだろう?と考え

「産土神社、鎮守神社鑑定」を1件5000円で受けるチャリティを思いつき

ご協力いただいた70万円ほどの金額を

友人の処へ届けました。

友人により、地域の自治会などに届けて貰い

ボランティアさんのお弁当代でも消耗品でもなんでも好きに使って、と

託しました。

 

これが、被災後5カ月くらいの安佐南区。

 

 

つねに、災害や震災などのニュースは消えることなく伝えられ続ける。

 

 

何もできない自分という小さな存在は

非力でもできることは何なのか、と問い続ける。

自身も、東日本大震災の際、車を繰っていて

当初走る予定だったコースからどんどん内陸をナビが示し

元通りだったら津波に呑まれていたのに、

今も生きている。

それで生き延びてしまった以上、利他に生きよう、と決めた。

本来なら生きていない存在なのだから。

 

 

また、そう遠くなく旅に出る。

数日の予定で、毎日車で数百Kを走破するのは無理なので

鉄道の旅を選び、補助してくれる相手に旅程を任せた。

私一人ではどこへ行ってしまうか判らないから。

飯田橋駅を降り、徒歩10分ほどの東京大神宮に行くつもりが

1時間さ迷い、靖国神社に着いてしまったくらいだから。

盲導犬のように道を指示して貰えなければ

まともな道行きが出来ない自分も悲しいが。

 

試される大地、への祈りの旅に出る。