20時過ぎて。
資源ごみを出していない、と叱られ
空き缶などを大量に持って捨てに行った帰り。
月があった。
台風のあとの、薄い雲に覆われたその向こうに。
全て霧の向こうのような
どこか舞台装置のような
現実味の無い光景に。
ふっ、とひかりが落ちて行った。
線香花火の丸い球が落ちるようなはかなさに見えたのは
それが雲の向こうの出来事だったからか。
極大日は過ぎていたけれど
ペルセウス座流星群の時期だったことを思い出す。
自分の心の中にある存在たちが
幸福でありますように、と祈った。
ほんのいっしゅんに、極上の流れ星を見せて貰ったことに感謝。
(己の備忘録)