この夏は、梅雨が長引き、関東も夏というより
肌寒い初夏、のような陽気が続いています。
今日は県内の友人と神社に出かけ、参拝しようと車を降りたら
いきなりの大雨となり、私たち穢れてる?と言い合いながら参拝、
お茶して表に出る頃には、かすかに日が差していました。
慌ただしく変わる空模様。
友人と別れ、帰途につき、自宅近くまで戻った時
拓けた視野の中には、雨雲の向こうに青空と入道雲が見えました。
『明日から、夏』
その空を見て、その言葉がふいに浮かびました。
夏、と言えば季節は夏で、
もう7月も終盤です。気候のせいで、夏らしくなかった、それだけなのに。
今日は幾度も、雷雲が現れては消え、を繰り返していて
友人は、雷遭いたくないよ~、さっさと先に参拝しようよ~、と半泣きで。
参拝した神社は、やたら巨木の多い場所だったので
彼女の意見も、間違ってはいないのですが。
夕刻、これでダメ押し?かと思うような雷雲が湧き
一発だけ、空気を切り裂くような音と共に落雷し
その後は、音もなく静かになりました。
各季節の区切りのように、雷が轟いています。
元々は、春季に寒冷前線の通過の際に鳴る雷を 春雷 と表しました。
しかし、観察していると
各季節の Intermezzo(間奏曲)のように
通常の雷雨とは違う雷と雨が現れることに気づきました。
気象学的にどうなのかは確認していませんが
自分では、季節を分ける雷、と捉えています。
明日から、夏。
帰宅後、天気予報を確認すると、
関東は明日から30度越え、晴れ、の予報が出ていました。
明日から、夏。
覚悟決めなきゃ。
季節を分ける雷は、派手な天空模様を見せ
その締めくくりとしての花火で役目を〆ました。