私は入浴後と朝の着替えの1日2回、

左胸表面にできている自壊創の手当をしている。


この自壊創は、

再発した癌が体表面に現れた状態で、

腫瘤が壊死・自壊して形成した傷。

癌があるうちは、治らない傷と思っている。


抗がん剤が効かなくなってくると、

この状態がてきめんに悪くなる。


表面に赤いボコボコ(おそらく癌)が広がり、

そのボコボコはやがて穴を作り出し、

滲出液や血液がでてくるようになる。


手当する時、正直、直視できないこともある。自分の身体なのに…。


入浴時には、お湯が物凄く染みるし、

シャワーなんて当てられない。

ネットなどで見ると、

泡立てた石鹸で洗う、なんて書いてあるが、

できるわけないだろ!って思う。


手のひらで保護しながら、

緩めのお湯で滲出液や血液を洗い流すのが精一杯。


お風呂上がりには、

患部の水分を柔らかいティッシュで拭き取り、

サラフィットという保護膜の付いた綿に、

透明なロゼックスゲルを塗り、

幹部に貼り付ける。

このゲルをちゃんと付けておかないと、

サラフィットを剥がす時に痛いんだなー笑い泣き


さて、そんな中。

7月からハラヴェンという抗がん剤に変えた。


先日、4回目の投与だったのだけど…

この自壊創の状態が、とにかく良くなった!


範囲自体、傷の深さが縮小し、

新しい傷もできてこない。

滲出液の量も減ったので、

入浴後の手当だけでもOKな気がする…

自壊創からは臭いも出るらしいから、

まぁ、1日2回はやったほうがいいのかな。


とにかく、

傷の状態をみるのも苦じゃなくなった。

主治医も右胸に転移していたしこりが殆どなくなった、と喜んでくれた。


ようやく、ようやく、

手応えのある薬に出会えた飛び出すハート


…ただ、耐性という問題があるのだけどね。

とにかく私は耐性ができるのが早い。


今まで、

最初の効果確認の検査でだめになってきてるから、

今回はせめて秋まで持ってくれたら嬉しい。


病状が改善しても、

また悪化する可能性もあるので、

同居していない家族や友人たちには、

良い報告をするのは控えていた。

でも、今回ばかりは嬉しくて、報告しまくり(笑)


本当に嬉しい。


っても、新たな副作用で

口内炎の大量発生には、

いささか閉口気味だがえーん


何にせよ、抗がん剤治療は一筋縄にはいかないガーン