現在、私は、
毎週金曜日にパクリタキセルを投与している。
3週続けたあとは、1週休み。
その前は、アバスチンも一緒に投与していたが
このままだと人工透析、というところまで、
腎臓の状態が悪化した。
アバスチンの副作用だというので、
この薬剤はもう、使えない。
パクリタキセル1剤での治療に切り替えたが、
腎臓やその他の血液の数値が安定するまで、
抗がん剤治療のスキップしたり、
治療再開となっても、色んなことが重なり、
この1か月余り、連続投与ではなく1週おき、といったような
不定期な投与が続いている。
だからかなぁ。
体調がすこぶる良い
シャカシャカと歩けるし、
長い階段も休むことなく登ることができる。
仕事終わりの発熱もなくなっている。
ただ、体調が良くなれば良くなるほど、
乳がんの顔つきは悪化していた。
私は最初、左胸に乳がんができたのだが、
再発後は、
左胸の表面にボコボコとしたデキモノが現れた。
それは、今も増え続けていて、
襟ぐりの深い洋服は着ることができなくなってしまった。
そのデキモノはジクジクと痒くて、
次第に痛くなり、穴が空き、
たくさんの小さい穴が繋がって、
一つの大きな穴になっている。
朝晩、ガーゼを替えているが、
黄色の浸潤液がベッタリとくっついてきて…
正直、気持ちが萎える。
これって、治らないのかな…
傷の痛みだけでなく、
中も痛いので麻薬系痛み止めの、
オキシコンチンは欠かせないし、
頓服のオキノームも持って歩いている。
一時期は消えていた、
右リンパにもまたしこりが出てきたし、
そもそも、綺麗だった右胸も全体的に赤く、
ボコボコとしてきてしまった
…どうみても、薬、効いてないんだよな。
でも、体調はいい。
なんだよ、この矛盾
今度の通院時に主治医に相談してみよう。
あまり、気乗りはしないが、
抗がん剤変えたほうが良くないですか?って。
そうなると、また入院しなきゃならないな。
そして、新たなる副作用…
癌になったと分かった時、
いつでも前を向いていよう!
笑顔を忘れないようにしよう!
と心に決めた。
まぁ、笑顔でいるのは、無理だったけどね
生きるために続けなきゃならない治療だが、
そんなに遠くない将来、
自分の意志で「止める」を選ぶ時がくると感じている。
その時も、やはり、前だけは向いていたいと思う。
昨日は、
私の職場でもある、
がん摘出&乳房再建手術をした病院で、
形成外科の診察があった。
自宅から遠いし、退職を機に、
形成外科も乳腺外科と同じ総合病院へ転院することにした。
執刀医にお世話になったお礼を伝えるつもりだったが、
すでに退職されていて、
「初めまして」の先生だった。
あぁ、本当にこれでこの病院とは未練なく、
縁が切れたな…
冷たくて甘くて、最高です。
美味しいものを食べていると、
本当に幸せだなあって思う。