りんサイドが3月24日の動画で主張していることのひとつに、「UUUMに対して第三者から襲撃が予定されているとの電話での通報があり、UUUMの女性マネージャーから本人に対して襲撃の通報が伝えられた」と言う点があります。

今回はその襲撃計画に関しての疑問点を指摘していくこととします。

 

疑問点1

襲撃の通報があったとされるのが2021年11月で、UUUMに所属したと言う発表があったのが翌年の2022年1月。

本人からは「通報は村民からだと思う」とのコメントもあり、一般の村民がUUUMの発表前に所属している事を知っていたこととなる。 

また、UUUMは電話番号を自社WebSiteには載せておらず、ネット上で調べても代表番号がかろうじて出てくるのみ、代表番号にかけても個別の問題には対応しないと言うスタンスなので、通報がマネージャーに伝わることは考えにくい。 (このことはマスメディアなどにはよくある。妄想でそうした電話をかけてくる人がほとんどなので「ありがとうございます。伝えておきます。」とあしらって、実際にマネージャーや本人に伝えることはしないのが通例) 

 

 

疑問点2
なぜ襲撃の通報をした村民は警察では無く、UUUMに通報したのか。

ひとり暮らしの若い女性を男達が襲撃すると言う事であるならば警察に110番通報するか警察に直接言うと考えるのが自然ではないだろうか。 

しかもりんが借りていた鶴居の家屋は警察のすぐそばでスーパーも近いのだから、鶴居村村民であれば駐在所の場所も知らないはずは無いし、駐在さんとも顔見知りの可能性も高い。
 

「襲撃者には議員の知り合い・親戚がいるから警察に通報しても無駄だからUUUMに通報した」と言う人もいるが、村民だったら村議会議員がそのようなチカラを持っていないのは誰もが知っているし、仮にその知り合いだか親戚だかが道議会議員や国会議員だったとしても、小西ひろゆき議員の例を見るまでも無く分かる事です。 

ぶっちゃけ地方議員なんて何のチカラもありません。

筆者も地方議員や国会議員、法務大臣まで知り合いはいます(いました)が、駐車禁止切符でさえもみ消す事は出来ないのを知っています(なのでもみ消しをお願いしたこともありません)。

 議員が便宜をはかれるのは個人的に知り合いの飲食店での撮影をアテンドしたり、地元ならではの景色の良いところを紹介したりする程度。

 役場の知り合いに「今度こうした人が移住して来たからよろしくね」と言う程度の事はあるかもしれませんし、村の観光大使みたいなものに推薦する事もあるかもしれませんが、便宜をはかるような事は絶対にありません。

 議員や役場が便宜をはかったとしたら、必ず誰かは気付きます。ネットで晒される事も知っていますから、今のご時世では考えられない事です。

 

 

疑問点3
鶴居村で一番安全な環境に住んでいる(いた)という証言があるのになぜ襲撃者は襲撃を企てたのだろうか。

 

鶴居村駐在所の写真。 

 

この写真のベージュの外壁の家屋は村で唯一の駐在所で、村の中心部にあります。
また、りんのコメントでは隣の家までは10メートル程度であると言うコメントがあります。

 

鶴居村は人口2500人ほどですが、広さは東京23区よりも少し狭いと言う北海道ならではの広大な村。
当然隣の家と10m程度しか離れていない家というのは非常に限られてきて、駐在所や役場やスーパー、コンビ二などがある鶴居村市街地以外には隣の家まで10mという家はありません。
そしてそもそも市街地が非常にコンパクトにまとまっている村なので、町中であれば環境的にはほとんど変わりません。 (GoogleMapを見てもわかります)

 

すなわち、町中に住んでいる限りは襲撃は非常に難しいと言え、出演者本人のコメントからも町中に住んでいるのはほぼ間違い無いでしょう。

また、5チャンネルなどでは「村で一番安全な所に住んでいる」という記述もあります。 5ちゃんねるですから真意の程は分かりませんが、村で一番安全な場所と言うからには駐在所があったり、人目が常にあるような所であると容易に推測は出来ます。

 

それでも吹田市の事件のように、実際に交番を襲撃する人もいますから、村で一番安全と思える家であっても襲撃しようとしていた人がいてもおかしくありません。
ですので、襲撃の通報があったということが捏造だとは言い切れませんが、出来る事でしたらもう少し矛盾の無い分かりやすい設定にしてもらえると良かったのでは無いかと思うのは自然なことでしょう。

 

 

疑問点4

事実として襲撃は無かった事への疑問。

襲撃の通報があったのが明らかになったのは2023年3月24日の炎上動画なのですが、襲撃の通報があったとされる2021年11月以降から襲撃計画がYouTubeで公開されるまでの期間、襲撃はもちろん侵入された形跡さえもありません。

鶴居村は非常に平和で犯罪の少ない村ですから、最近では車上荒らししかあった程度です。

襲撃の通報があった事を襲撃者本人に言わない限り、襲撃しようとした相手方は知り得ないのでこの点に関しても非常に疑問が残ります。

 

 

疑問点5
襲撃計画をなぜ他の村民が知り得たかの疑問

襲撃計画を練る位の犯人ですから、一般的な常識は通用しない人なのは承知していますが、なぜ他の村民が襲撃計画を知ったのかに疑問が残ります。

いくら非常識な人であっても犯行グループ以外の人に「今度りんのの家を襲撃する予定だ」と言うでしょうか。
 また、そのように言わずとも他の人がいる所で襲撃計画を練る(話す)とも考えにくいと言わざるをえません。

 

 

疑問点6

重大な不正を働く女性マネージャーが出演者に伝えるのか。

りんの告発動画によると、UUUMの女性マネージャーからりんに対して襲撃されるとの連絡があったとのことですが、その一方でUUUMの女性マネージャーが「重大な不正をしていた」との話もしています。
そうした重大な不正があったこともあり、本人はUUUMを辞めたとのことですが、この点に関しても疑問が残ります。

また、斜里警察署の一日署長をした際に、UUUMの女性マネージャーが知床に来たとりんが言っていますが、知床に避難したのが2021年11月で一日署長をしたのが2022年9月30日です。
UUUMを辞めたいと言ったのが2022年11月ですから、わずか1ヶ月の間に多くの重大な不正が見つかると言う事も考えにくい事と言えるでしょう。
 

 

上記の点から考えられる可能性としては、

 

1.そもそも襲撃計画自体が無かったので通報も無かった。
2.襲撃計画自体は無かったが、なんらかの事情によって襲撃計画があると思いこんだ村民が通報した。
3.襲撃計画はあって襲撃犯が村民に計画を話した。

4.襲撃計画はあって襲撃犯も誰にも話していないけれど、何らかの事情によって村民に知られて通報された。

 

が考えられます。

可能性のお話で、ゼロではないということから2~4は書きましたが、常識的に考えると襲撃計画自体無かったものと考えられます。

最後に襲撃計画の首謀者とされている「北海道のジローラモ」ことBがポストセブンの取材で話した内容を引用します。

 

「僕も後輩も地元で仕事をして、いろんな人脈を築いています。襲撃なんかで人生を棒に振るわけがない。全く関与していません」