どうして、
どうして、、

指でそっと触れたときに、わたしの胸は千切れそうになった。



ほんの数分前に会話したやりとりの中に、『俺は待たないから!』と、いう言葉があった。
『お前のこと、わからない』と。


今思えば、彼が拘るのはいつも、わたしの夢であったり、仕事のことだった。



わたしが投げやりになってお酒を飲み、泣きながら仕事をしていた日も、半年間、彼はずっとひとりで戦っていたんだ。


それは近くにいてもいなくても、自分のことよりも仕事で頭がいっぱいだった、わたしに対してのことばかもしれない。




眠っている彼の耳元に、行ってくるねと囁いて、そっとキスをした時に、答えがでるまでは、もう連絡はしないでおこうと思った。



きっと彼が一番に望んでいるのは、夜の仕事を辞めたわたしが、彼だけをしっかり支えてあげること。



後日、お姉と食事に出掛けてその話をしたときに、



『黙ってたけど、あの人ね、お店に来たとき、ずっとゆうのこと目で追ってたよ…。あの時、言えなくてごめんね。』



と言われて絶句した。



一緒にいたい。
今考えていることは、あなたの気持ちに間に合うだろうか。