大阪は雨。


予約に空きがあったので、半休にしてもらえたことが今のわたしの救い。


ふわふわとした心で止めたタクシーの運転手さんが、よく喋って下さる方で楽しかった。珍しくわたしが聞き役だった。


雨で道が混んでいたから、思いの外会話は盛り上がり。
年配の運転手さんのことばを並べてふと、わたしははっとした。



わたしは悲しいかな、中身より外側が良く見えるのだ。



しっかりしている、
落ち着いている、
優しそう、
頼りになりそう、


決してそんなことはない。




本当のわたしはよく喋るし、よく泣きよく笑う。
頼りないし人の言葉にいちいち揺れて、軸がない。
加えて、刹那の快楽にはすぐに流される方。



仕事柄、より大人に見える見た目を選び、話し方を身につけることで必死だった。



鎧を重くしすぎた。
それに、今やっと気が付いた。


だから今まで悉く、

『思ったのと違う』とか
『意外としっかりしてない』
『意外と甘えん坊』



と言われてきたのねぇ。。苦笑




それで『別れ』に直結するということは、彼らはわたしの中にある虚像を愛していたことになる。



つまり、お相手は鼻から『わたし』ではないと。




なんかがっかりだねぇ。



それもわたし、これもわたしなのだけれど。
大切なひとにだけ見せたい自分がいたら、ダメなのか。。



降り際に言われた勘違いに、胸が痛んだ。



わたしはただのネイリスト、グラビアアイドルでもなければ女優でもない。ただの女のわたしのサインに、何の値打ちがあろうか。




やはりお相手は、わたしではないのだ。