不滅の李舜臣 4話目。
一気にやらなきゃ、話を忘れる。
いよいよ秀吉の唐入りプロジェクトの終末戦、露梁海戦です。

クリックすると大きくなる地図↓

慶長三年(1598年)、日本軍最左翼の要衝である順天城守備の小西行長らは南下してきた明・朝鮮軍の九月十九日から十月四日にわたる陸海からの攻撃を退け、十月九日には明・朝鮮水軍も拠点であった古今島へ退いた(順天城の戦い)。
その後、豊臣秀吉死去に伴う帰国方針が朝鮮在陣の日本軍に伝えられ釜山へ撤退することとなった。
小西行長は明将劉綎と交渉して無事に撤退することで合意が成立し、十一月十日、船団を仕立てて退去を図った。
ところが、このとき日本軍帰国の情報は明・朝鮮水軍も知るところとなっており、順天城退去の直前に急遽光陽湾に再進出して退路を遮断した。このため小西行長らは順天城へ引き返さざるを得なくなった。青字部分wiki引用(以下同)
ここまでが、前回までのお話。
4話はここから。
反逆軍李舜臣のせいで身動きとれない小西君を救出するべく軍を出すかどうかで、巨済島にいる島津君ら協議中。
期日になっても合流できない小西君を、置いて帰ろうかどうしようか。
助けに行くにもリスク高すぎ。
このまま帰国やむなしか。
「この際、李舜臣を潰しましょう」ってな、李舜臣将軍を執拗にライバル視している(本来ここにはいないはずの)脇坂の発言で、話が納まる。

「よし、では、先鋒は脇坂だ」
「はっ」
「豊臣秀吉公より賜りし刀を貴殿に下賜せん。これで李舜臣の首を必ず捕るのだ」
「ははーっ」
←という様なシーンなんですが、秀吉の名前を聞いたとたん、武者どもが直立不動になるという、奇怪な光景が楽しめます。
日本人にとっては、なかなかシュールなギャグシーンっすね( ̄m ̄〃)
ところで、画面手前の二人のうち、どっちかが立花宗茂でしょうか?(まだこだわる)
と、ここで、島津くんの立場で露梁海戦を考える。
島津くんとしては、この露梁海戦は協議するまでもない戦いだったと思われ。
なんといっても、停戦講和の証、人質(朝鮮王子)と貢物は現在小西君の手にあるわけで、小西君の命はどうであれ、この人質と宝物はなんとしても日本へ持ち帰らねばならない。
手ぶらで帰ったり、人質や宝物を海の藻屑としてしまったら、慶長の役に出陣した武将は皆、武士面目に関わるどころか、お家お取り潰しの可能性大だ。
現に、明・朝鮮軍を前に敵前逃亡した武将は所領没収されているわけで、この場合、人質を置いて帰っては、所領没収または大幅削減する口実に使われる可能性がすこぶる高い。
当然李舜臣の首なんかどうでもよく、首尾良く人質を撤退地点へ送ること、これが島津隊御一行のミッションだったはず。
結果、李舜臣を戦死させて、島津義弘の功績はさらにアップしてしまい、これはこれで後の日本での火種の一つになるんですけど・・・。
さて、決行日は、無血撤退のタイムリミット11月15日の期限超えの11月17日の夜。
島津軍は脇坂軍の後ろ、黒地に白十字↓

既に撤退のため巨済島に集結を終えていた島津義弘、宗義智、立花宗茂(当時の名乗りは親成)、高橋直次らの左軍諸将や撤退の差配に出向いていた寺沢正成はそれを知り、急遽五百隻(三百隻とも言う)の兵船を仕立て、救援のため十七日の夜、順天へと向かった。
これを知った明・朝鮮水軍も迎撃するため封鎖を解き露梁津へと東進する。wiki引用
先鋒脇坂隊の、帆の家紋が素晴らしい。
一目でわかる、視聴者思いの有難さ。
やっぱ家紋って便利だな。
なかなか壮観な絵でした。
一方、国賊となった李舜臣反逆軍ですが、島津隊が出撃した事を知り、さっそく迎撃態勢に。
一度は日本軍と停戦の折り合いがついていた明海軍でしたが、李舜臣軍のノリに押されたか、運命を李舜臣とともにすることに予定変更>ま、無血期限切れだしね、残党狩りの大義名分がたつのかしら。
十八日未明、露梁津を抜けようとした日本軍は南海島北西の小島、竹島の陰に潜んだ明水軍と同じく南海島北西の湾、観音浦に潜んだ朝鮮水軍とに出口で待ち伏せされ、南北から挟撃される形で戦闘が始まった。
ドラマでは、明海軍は、本来参戦予定ではありませんでした。
小西隊の監視程度だったようです。
小西隊の監視程度だったようです。
が、いざ戦闘開始されると、明海軍は小西隊の監視を放棄。
日本軍を李舜臣海軍と挟み撃ちにする事に予定変更してました。
ちょっとここで、明海軍の立場で考える。
明国は今現在、自国の大将首を散々捕られながら、日本の大将首は一つも取ってないというヘタレっぷり。
これでは属国朝鮮国に対しても、大国明国の体面が保てないではないか。
国賊に落ちたとはいえ、ここで万が一李舜臣が大将首捕りでもしたら、いよいよ己の立場が悪くなる。
もしここで自分が大将首、それも島津の首を揚げられれば、俺ってどんだけ英雄?ってな起死回生を目論んでの参戦だった、ような。
明海軍将軍の立場も、それなりに「大人しくしている訳にはいかない立場」、「李舜臣に褒美をもっていかれる訳にはいかない立場」だったはず。
ドラマで描かれるような、明海軍大将が、「李舜臣に感服して共に戦う」ってのも結構ですが、大国将軍の立場としては、どうしたものでしょうねぇ?
さて、明海軍が手薄になった所を、小西君は、しめしめと集合地点へ航海していきます。
とはいえ、ドラマでは李舜臣憎しの小西君。
一度は李舜臣軍を島津隊と挟撃しようとするんですが、そこをヨシラ僧に止められ、思いとどまります。
史実に照らし合わせれば、小西隊は貢物や捕虜(朝鮮王子)を日本へ連れて行かないとならない重任を負っているので、むやみに戦闘参加はできません。
小西隊の戦闘を避けるべく南方迂回は当然のことと思われますし、島津隊もそのために船を出しているようなものです。
とはいえ、ドラマでは李舜臣憎しの小西君。
一度は李舜臣軍を島津隊と挟撃しようとするんですが、そこをヨシラ僧に止められ、思いとどまります。
史実に照らし合わせれば、小西隊は貢物や捕虜(朝鮮王子)を日本へ連れて行かないとならない重任を負っているので、むやみに戦闘参加はできません。
小西隊の戦闘を避けるべく南方迂回は当然のことと思われますし、島津隊もそのために船を出しているようなものです。
日本軍前衛は被害を出しつつも明・朝鮮水軍先鋒を観音浦へ押し戻し、先鋒が撃退されたのをみて押し出して来た明水軍主力と島津本隊および後続他家入り乱れての混戦となる。
先陣を切っていた島津軍に損害が大きく、島津の将樺山久高率いる一隊は、海峡突破に成功したものの本隊と分断され、当初に朝鮮水軍の潜んでいた観音浦に逆に押し込められて浅瀬に座礁して船を失い、徒歩で南海島を横断して東岸へ脱出せざるを得ないという状況にもなった。
主将の島津義弘の乗船も潮に流されて後落し、敵船から熊手などを掛けられ切り込まれそうになる窮地に陥り、他家の救援も得てようやく脱出できたと伝えられる。
そうとう日本軍不利の激戦だった模様。
↓主要人物らしくて、やっぱり最期の尺長い

島津隊…じゃないや、脇坂隊と李舜臣の凄まじい船上砲撃戦が繰り広げられ、日本は始終おされ気味の様子。
とはいえ李舜臣の部下将校たちも次々やられてしまい、敵味方関係なく、船上は阿鼻叫喚、地獄絵図です。
とはいえ、日本作品では見れない水上戦の様子。
モリを打ちつけたり、熊手縄で敵船を引き寄せたり、あんな手こんな手がタップリ堪能できて、とても面白かった。
wikiの解説にあるような混戦状態が映像で見られるって、すごいです。結構お金かかってるよね、これ。
韓国様様だ…(ノω・、)
で、李舜臣の首を捕らないとならない脇坂君ですが、なかなか李舜臣の乗る大将船までたどり着けません。
↓日本刀の威力を見せつける脇坂君

そんな折、脇坂大将船に乗り込んできた李舜臣の腹心中の腹心将校(名前、忘れた)と、漢らしくタイマンバトル。
剣術対戦するんですけど、この李軍将校の剣を秀吉下賜の名刀が打ち砕きます。
日本刀、すげぇ、の瞬間。
激闘の末、脇坂君勝ちますが、最期の力を振り絞って脇坂にしがみ付いたこの将校と一緒に、船からおっこっちゃいました。
李軍将校は、その後味方船に救出されますが、李舜臣将軍と会話後、息を引き取ります。
脇坂は?脇坂はどうなったか不明。
もしかして、この英雄将校に、海の藻屑とされたことになってるんだろうか??
ところで、韓流時代ドラマでは、この剣の強度ってのが勝敗を決する重要なファクターなんでしょうかね。
チュモンでもやたら鉄製武器の強度に拘り、この強度開発が軍事力の優劣基準でした。
日本では、腕だの技だのに持っていかれて、意外と実質的な強度面はスルーされがちな気がする謎。
自ら太鼓打つ李将軍↓

さ、主人公の李舜臣ですが、自軍の被害も大きく、兵士の士気鼓舞する太鼓打ちも射ぬかれ戦死してしまいます。
鎧を脱ぎ棄て、自らばちを取り、最終決戦の構え。
夜間の海上戦、おまけに煙幕モウモウ状態なんで、綺麗な絵が取れず、すみません。
すごいカッコいいシーンだったんだけど…。
太鼓、綺麗だし。
そんな李将軍を狙う、一人の鉄砲隊兵(所属藩不明)。
↓ゴルゴ雑兵

フラグ立ちました。
危うし李舜臣
…ってところで、4話目はおしまい。
第3巻からは、李舜臣将軍の幼少期からの生い立ちにタイムスリップしそうな気配です。
掴みに4話も使うとは…さすが100話超えドラマ、余裕だな。
あらゆる部分の尺の取り方が贅沢すぎる韓流ドラマ。
せっかち者には、この間延び感がなかなか苦痛だったりします…( ̄- ̄;)ンー
ここから暫くは、文禄・慶長の役と直接関連しないお話になりますんで、記事も暫くお休みとなりましょうか。
キャスティングに秀吉・家康もいますんで、日本のお国事情なんかも時折出てきそう。
日本の様子などが出て参りましたら、随時記事にしたいと企んでおります。
物語の顛末・戦後処理問題なども、DVD進捗に合わせて先延ばし。
次は切腹ネタか…
ではっヽ(*⌒∇⌒*)ノ