みりお様退団。
仕事中にラインが入ってきて「とうとうですね」って文章だけチラリと確認して・・・
彼女は美弥ちゃんファンだったから、「そうそう。美弥ちゃんの退団公演ね。もうすぐだね。私も行くことになったよー」なんて呑気に構えてたら!!!!
まさかの、まさかの。
みりお様退団を教えてくれてたの!!!
着替える元気もなく、職場のロッカーでそのまま彼女と妹とラインで吐き出しまくり。
それでも、落ちつけず、アメンバーさんに叫びまくり(ハタ迷惑WW)
やっと、公式を確認し、現実を受け止めました。
pixivでお話しているみりれいお友達からメッセがあって、みりれいの愛は永遠だから!!
って、お互いに慰めあい・・・
やっとやっと少し平常心を取り戻しました。
ううう。
れいちゃん・・・れいちゃんの気持ちを想うと・・・・
れいちゃんはきっと全国ツアーのころから知ってたんだね。
だから「さゆみさんが背中を見せてくれていたので、あたふたすることはありません」って言ってたんだね。
あんなにキラキラと全力でみりお様のことを愛してくれたんだね・・・。
私にとってみりれいは、大まおと同じぐらい大切な理想のカップルなので。
まおくんの引退と同じぐらいの衝撃がありました。
それでも、宝塚という場である以上、近い将来退団はあると覚悟はしていたつもりだったんだけど・・・
みりれい友さんが、退団しても、れいちゃんのことを全トップさんとしてアドバイスしたり。とおっしゃってくれて。
ちょっぴり元気が出ました。
そう!
これからはみりお様が「れいちゃ~ん、起きなよ~?」って起こしてくれるんだわ!と。
まだまだまだまだ、みりお様がれいちゃん以外の俳優さんと絡んでお芝居するのはフクザツですが。
1789の真咲さんアントワネットがめちゃめちゃ可愛くて悶え転げたので!!
真咲さんとWキャストとか、月組時代のようなこともあるかも、と、自分を励ましています。
まさみりちゃぴも大好きだったので^-^
もうやけ食いが止まらなくて、スナックパンを一袋全部食べた後に、
「晩御飯作れない・・・」と、お買い物に行き。
大量にシュークリームやドーナツを買い込んで、食べ続けましたWWW
もちろん、晩御飯も食べましたWW
まおくんのときは、ショックで食べ物が喉を通らなかったのに、全く逆の落ち込み方W
旦那も帰ってくるなり「明日海りお?11月に退団やって?」とWW
「うん、落ち込みすぎて、ごはん作れなかった・・・」と素直に暴露。
宝塚(というか、男役)が嫌いな旦那様なのに、優しい。。。
ちゃんと、明日海りお。って覚えてくれてたんや。。。
うん、でもれいちゃんも同じぐらい好きなんだよ??
みりお様とゆきちゃんの愛を全身で受け止めて、次期トップとして立ってくれる。
れいちゃんが永遠にみりお様の愛を受け止めて、私たちに伝えてくれる。
れいちゃんは欲がない。
みりお様が純粋に好きで好きで、次期トップとしてガツガツしてない。
いつも、いつまでもお側にいれることが幸せですーっ。って全身で表現してくれてて。
はあ、本当にみりれいは尊い。
みりお様も5年以上トップでいてくださって、本当に体力もモチベーションも維持するのは、とてつもない努力があったと思うけど、れいちゃんを大切に育ててくださった。
育つのを待ってくださっていたと思う。
もし、みりれいファンの方がこのブログにたどりついていたとしたら。
二人の愛は本物だと思う方がいらっしゃったら。
少し前に書いた、ハンバーグのお話を置いておきますね。
妄想は許せない方は、回れ右ですWW
-------幸せ時間をお料理しましょ。-------------
「今日の晩御飯は何にしよう?」
「ハンバーグ!ハンバーグが食べたいですっ!」
お稽古帰りにつぶやくと、れいちゃんがキラキラっ!と効果音のしそうな弾んだ声で答えてくれる。
お料理することは好きだし、健康のためにもできるだけ手作りしようとは思うけど、一人分だけを作るのは正直面倒くさい時もあるし、どうしても余ってしまう。
食に対しては誰よりも気を配っている自信があったけど、れいちゃんと過ごすようになってから増々充実した食生活になった気がする。
「さゆみさんは痩せすぎです!折れちゃいそうで怖いです。」
恋人になって、甘えることも増えて。
ぎゅっと抱き締めて欲しい時もあるのに、「壊しそうで怖い」と腕の輪っかにゆるっと閉じ込められるだけの時もあった。
「もっとしっかり食べてください。摂取したぶんは運動すれば大丈夫ですよっ!」
休日になると、公園やらジムやらに引っ張り出してくれるようになった。
太陽の光を浴びて汗を流す。という健康的なことを忙しさにかまけて忘れていた。
天気の良い日は、れいちゃんを背もたれにして台本を眺めるのも心地よい。
元気になったのは身体だけじゃない。心も満たされるようになった。
「ハンバーグ、ねえ。」
「いいでしょ?頑張ったご褒美ですっ!」
れいちゃんのリクエストはいつもハンバーグやら唐揚げやらとスタミナメニューが多い。
以前はどうしても低カロリーで高たんぱくなもの、とメニューも固定されがちだったけど、本来私も大好物だったことを思い出させる。
「・・・いいよ。その代わり、れいちゃんも手伝うんだよ?」
「もちろんですっ!」
「誰かのために」作ってあげるのはもちろん幸せだけど。
一緒にキッチンに立つ時間も楽しかったりするの。
お料理と一緒に心も味わってるんだろうね。
マイペースな私の空気を乱さずに、さりげなくいつも側にいてくれる。
気を遣わなくても、ふわっと丸ごと包み込んでくれる。
れいちゃんと過ごす時間が、とっても、とっても好きなの。
*
「うーっ、涙が・・・。」
「そこを乗り切れば、美味しいハンバーグが待ってるよ~?」
「はいっ。うぅ・・・。」
泣きながら必死で玉ねぎと葛藤しているれいちゃんが、面白かわいい。
自分でしてしまえばあっと言う間なんだけど、れいちゃんと一緒に作るといつもより美味しい気がする。
ちょっと大きさが不揃いだったり、皮が微妙に残ってたりすることもあるけど、一緒にお料理したんだな。って幸せがプラスされているから。
「さっ。じゃあ、炒めててねー。弱火だからね。」
「弱火、ですね。」
しんけん。とばかりに炎とにらめっこしている。
「や、そこは見張ってなくても、勝手にコンロが調整してくれるから。」
「あ、そうですよね。」
自称「おおざっぱ」なれいちゃんだけど、時々妙なところでこだわりがあったりして面白い。
私に言われたことは、一言たりとも聞き逃さないぞ。と言わんばかりに忠実に再現しようとする。
「できる?任せるよ?」
「はいっ。大丈夫です。」
実は、ハンバーグ作りは本日二回目で。
れいちゃんが自分で作りたい。と言い出したのだ。
「じゃあ、期待してるねー。」
「はいっ。とびきり美味しいやつ作りますねっ!」
れいちゃんにキッチンを任せて、荷物の整理やらテーブルの用意やらをする。
彼女の気配がお部屋にあるというだけで、空気がなんだかあったかい。
おいしそうな匂いがしてきてキッチンに目を向ければ、真剣にフライパンを睨んでいるれいちゃんが目に入る。
・・・かっこいい、んだよねえ。
立っているだけでオーラがあるというか。
私にまとわりついている時は、無邪気で幼い印象さえあるのに、真顔になると吸い込まれそうに美しく、カッコいい。
ピアノを弾くと素敵な音色を奏で、さぞかし器用な指先で、繊細なお料理ができあがるのかと思えば。
あの美貌であの表情で、実は不器用で余裕がないだけだと言うから驚きだ。
「ま、そんなところが可愛いんだけどねー・・・。」
ふふっと笑みがこぼれる。
あ、しまった。
また手が止まってしまっていた。
片付け、片付け・・・。
れいちゃんの美貌は罪だと思う。
やらなきゃいけないことがあるのに、はっと気が付くとぼーっとしちゃうんだもん。
はあ。いい加減慣れなきゃなあ。私。
なので、お仕事の時はできるだけ目を合わないようにしている。
司会進行をしないといけないのに、ぼーっとしちゃったら大変だから。
れいちゃんは自覚してないだろうけど、ね?
*
「さゆみさーん。できましたよー。」
「あっ。ほんと?わあっ。ものすごく上手にできてるーっ。」
「でしょ?でしょ?」
れいちゃんが嬉しそうにキッチンから呼ぶ。
フライパンがジュージューと音を立て、湯気がもうもうと揺れる。
疲れ切った身体に、急に食欲がわいてくる。
「腹ペコだよー。」
「ほんと、お腹空きましたねっ!」
二人で向かい合って、あったかいごはんを食す。
特に意味のないテレビが流れ、他愛もない会話を交わす。
ただ、それだけなのに、れいちゃんと一緒というだけで一日の疲れがパワーに変わる。
「美味しかったあ。」
「ほんとですか?よかったあ。また作りますねっ!」
「うんっ。」
本当に嬉しそうに笑ってくれるから、素直に甘えることができる。
れいちゃんは、きっといっぱい愛されて育ってきて、素直に愛情を受け取ることができる。
受け取った愛情は全て全身で表現して、周りの人も幸せにしてしまう。
「幸せすぎて・・・いいのかな?」
ふとそんな風に感じてしまうぐらい、彼女の作ってくれる空間は心地よい。
終わりを想像して怯えてしまうこともあったけど、れいちゃんはそれ以上の愛で不安を打ち消してくれた。
なんだか、今日はもっともっと一緒に彼女と過ごしたい気分だ。
「・・・今日は、一緒にお風呂はいろっか?」
「・・・えっ!?」
何気につぶやいてしまうと、れいちゃんが目を真ん丸にしてフリーズする。
「や、嫌ならいんだけどっ。」
「や、じゃないですっ!!嫌なわけないじゃないですかーっ。ちょっと待っててくださいねっ!!」
「そんなに焦らなくても、待ってるよー・・?」
ガシャン!と洗いかけのお皿を落としそうな勢いで手を拭くのが、微笑ましくもあり、照れくさくもあり。
れいちゃんは愛情を言葉でもいっぱいいっぱい表現してくれるけど。
些細な行動の一つ一つが「さゆみさんのことが大好きですっ!」に溢れていて、告白されっぱなしな気分になるの。
*
そんなこんなないつもの日常。
最近当たり前になりすぎたせいで、ついぽろっと口が滑ることが多々ある。
特に、30秒ゲームなんて他のことに気を取られるともうダメだ。
ゆきちゃんと仲良しなれいちゃんは、ことあるごとに何でもない日常を報告している。
「毎日ノロケを聞かされて、大変なんですからね!」と、たまに私に愚痴を言いに来るぐらい。
「可愛い弟が幸せいっぱいで嬉しいです。」と、ふふふーと笑顔を添えて。
ゆきちゃんが早速ネタを落としにくる。
「さゆみさん、昨日何食べました?」
昨日?昨日は・・・れいちゃんとハンバーグ。
「何」よりも「れいちゃん」の顔がぽん!と浮かんで、思わずちゃんと口を閉じる。
また聞いたんだね?ゆきちゃん。
10秒?ん?そんなに経ってない?
心を無にして神経を集中しながら秒を数えようとすると、今度は左肩をれいちゃんがぽんぽんと叩く。
「ねーねー。言って下さいよ~。せっかく作ったんですから。」と、おねだりされてるみたいだ。
その甘え方があまりにも可愛くて、つい口を滑らせてしまう。
「ハンバーグ。はんばーぐっ!!あ~もうダメだ~。」
昨日のキッチンに立っていたれいちゃんの美貌がぽん!と脳裏に浮んで、思考が停止してしまう。
「美味しかったですね。」
「うん、美味しかったね。」
褒めて褒めてと言わんばかりの声につられて、つい返事をしてしまう。
うん、美味しかったよ~。
れいちゃん、お料理上手になってきたもの。
結局いつも一枚上手のゆきちゃんに色々誘導されて、私たちが適うはずもなく。
結果は惨敗。
「うふふーっ。れいが絡むとさゆみさんってテンパるんですよね。」
勝利を納めた女神が、得意気にガッツポーズを取る。
「・・・だって?」
「だと、嬉しいですけど。」
若干自覚はあるものの、表に出しているつもりはないのになあ。
れいちゃんと顔を合わせて苦笑いをする。
「今度、私にもご馳走してねっ!ハンバーグっ。れいがハンバーグを作る日がくるとは思わなかったなあ。」
しみじみとお母さんのような表情で見守られて、なんだか複雑な気分になる。
「れいちゃんを、私に下さい?」
「やだーっ。何ですか?それ。」
「や。なんかお母さんにお許しを頂かなきゃ。って気分になって。」
あははーっ、とゆきちゃんがコロコロと笑う。
本当に、この3人の空気が好きだ。
今、ここに二人が存在してくれて、私が存在している。
思わず、ぎゅうっとゆきちゃんに抱き着く。
「わっ。えっ?さゆみさん、抱き着く相手間違ってません?」
「ううん。今はゆきちゃんをぎゅってしたいの。」
「ありがとね。ゆきちゃん。」
私たちが幸せなのは、貴方の存在があるから。
卒業しても、ずっとずっと忘れないよ。