「生まれながらにしてもっと才能があったなら。」
「もっと要領が良かったら。」
「誰とでもうちとける人懐っこい性格だったら。」
壁にぶつかるたびに落ち込む。
表面に出さないだけで、みんな種類の違う悩みを抱えているものだ。
自分にとってのコンプレックスは他人から見れば気にならない程度のものかもしれない。
頭ではわかっていても、一旦ネガティブサイクルに入ると抜け出すのは難しい。
まして、この業界では仕事もプライベートも充実していて、キラキラと輝いている人ばかりだ。
自分と比べても仕方がない。焦ってもどうしようもない。
自分らしく。
それができなければ潰れるしかない。
よくわかっているのに、自分ではコントロールできない感情に苦しむ。
「そんなことないよ。頑張ってるじゃないか。
びっくりするぐらい成長してるよ。」
優しい言葉で励ましてくれるけれど、社交辞令のようにも聞こえて心は軽くならない。
何より自分にはない才能を持っているからこそ、ぼくの悩みなんてわからないとさえ思ってしまう。
甘くはないとわかっていて飛び込んだこの世界だったけど、現実と理想のギャップに苦しむとはまさにこのことだろう。
そんなガチガチになったぼくの心を少しずつ溶かしてくれた人がいる。
努力は認めてくれるけど、実力は実力と評価し、できるまで何度でも付き合ってくれた。
直接何も言わなくても適度な距離感をもっていつも見守ってくれていた。
焦るばっかりだったぼくが、自分の足で歩けるようになるまでじっと待ってくれていた。
才能に嫉妬するぐらいの魅力あふれる人だったけど、人それぞれ魅力の種類は違うんだ、と教えてくれた。
完璧に見えるけれど、弱さも悩みも抱えている。
わざわざちっぽけなぼくごときにさらけ出す必要もないのに、自分の内側を教えてくれた。
そして、気が付いたんだ。
もし、最初から才能にあふれ、要領も良く、世渡り上手だったら。
彼の魅力や優しさにきがつくこともなかったのかもしれない。
手を差し伸べてもらうこともなかったのかもしれない。
不器用でどんくさくて。
だからこそ、彼の懐に入れてもらえ、温かさを知ることができた。
ねえ、大ちゃん。
ぼくは今、幸せだよ。
欠点だらけの自分ごと受け止めてもらえて。
愛に包まれることで、自分を愛おしいと思える。
もう、if.if.if....と数えるのはやめよう。
求めることばかりをしていたら、与えられているものに気がつかなくなってしまう。
ほら。心をときほぐして。
君もこんなにも与えられ、満たされている。
自分らしくあるための努力さえ惜しまなければ、輝きは失われることはない。
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本日ガス工事のため一日中業者の人が出たり入ったりW
水も電気もガスもちょくちょく止められて落ち着かない。
大好きなみりお様のDVDでも堪能・・・と思ったけど、何気にセリフが恥ずかしい。
独りで浸るにはいいけど、ちょっと見知らぬおっちゃんがいる状況では浸れないW
ってことでお話しを書いてみました^-^
工事完了すれば、発電する給湯器になります!!
HとO2が燃焼してH2Oになるという画期的な商品。
地球温暖化に少しでも貢献できたらな、と思います。
かなり高額だから、違うところで節約はしないと・・・なんだけど(笑)