別館限定のお話しの続きでごめんなさい。
これだけでも読めると思うのですが。




「ほら、まお。起きろよ?」
「んー・・・・。」

すっかり日も高くなって、眩しい光がシーツの白さを輝かせる。
ふわふわの枕を抱きしめてまどろむまおは、天使のようだ。
白く透き通るような肌に、まばらに散らばる紅い花。

久しぶりの逢瀬は加減というものを知らず。
「図書館に行きたい。」と行っていたまおの体力を思いやる余裕がなかった。

生返事を返すばかりで一向にまぶたを開けようとしない。
シーツから伸びる腕やら脚やらが、再び欲求に火をつけようとする。

「昼からでかけるんだろ?」

ベッドに座ったままTシャツを着る。
洋服を身につけると、気持ちもリセットできる気がするからだ。

「ほら。まお?」
「んんんー・・・。」

ゆさゆさと揺り起こすと、俺の腕にすりよってくる。

「大ちゃん・・・。もうちょっと・・・。」

ずるずるずるずる。

やんわりと甘えているように見えて、まおの力は意外に強い。
綱をたぐるように俺の腕を引き寄せ続け、最後にはまたベッドに引きずり込まれてしまった。

「俺は、起こしたからな。」
「うん。わかってるー・・・。」

諦めのため息とともに、まおのおでこに額をぶつける。
甘えた声とともに唇を寄せてきた。



「あちゃー。すっかり朝ごはん冷めちゃったね。」
「ほんとだ。パンがぱっさぱさだな。」

朝にはほかほかと美味しそうな湯気をたてていた朝食は、すっかり冷めてしまっていた。

「まあ、これはこれでラスクだと思えばいいんじゃない?」
「いや、もうすぐ昼だし、作り直すよ。」

まずくなってしまった朝食を処分しようとする。

「もったいないじゃない。もうっ!大ちゃんのせいだよ。こんな冷め冷めになるまでしつこいんだから。」

え?今、なんとおっしゃいました?
誘ってきたのはお前だし、二度寝したのもまおなんですけど?

唖然。

「今日は昼からでかけるつもりだったのに。
すっかり予定が狂っちゃったじゃない。」

ぷんすか。と拗ねながら、ぱっさぱさのパンを冷たいコーヒーで流し込んでゆく。

「まお?作り直すからさ。ちゃんとしたごはん食べよ?」
「・・・いいよ。これで。せっかく大ちゃんが作ってくれたのに。」


・・・。

惚れた。やっぱり、惚れ直した。

マイペースでわがままで。

俺のことを振り回しまくって。


でも、やっぱり。

全てを許してしまうぐらいの魅力があるんだよなあ・・・・。


愛してるよ、まお。




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テレビがついていたから、集中できんかったW
読みにくかったらごめんなさい。

子供の好きなスカッとジャパンW

今回はまおが珍しく甘えたでした~~^-^
でも、しっかり目がさめるとやっぱりツンになる(笑)