「ロクう・・・。明日はお前と出逢った日でもあるんだよね。11月6日。ロクにち。でもね、今日は夜は大ちゃんの家に行かせてくれる?大ちゃんにとっても、大切な誕生日なんだ・・・。そのかわり、今日はお前と過ごすからさあ。」

11月5日の昼間。

おれは実家で過ごしていた。

ロクの大好物のごはんを用意し、鈴のついたおもちゃで遊んで相手をしてやり、一緒にベッドにもぐりこんでお昼寝したり。

すりすりと擦り寄ってくるロク。

おれと、ロクの運命的な出会いを覚えているのかのように、ぺろぺろと顔中を舐め、おれのことを大すきだよ。と伝えてくれるロク。

「おれも、お前のこと大好きだよ。」

鼻先にちゅ。とキスをしすと、にゃあん。と甘えた声をだすロク。

「お前、ほんっとうに可愛いなあ。」

ぎゅううっと抱きしめると、ふにゃあ、と幸せそうに微笑むロク。


TRRRRRR。

マネージャーさんらのTELが鳴る。

「もしもし?浜尾君?ちょっとスケジュールのことで打ち合わせたいんだけど・・・・。」
「あ。いいですよお。今、暇なんで。」

「じゃあ、家に行くね。」
「はい。わかりました。」

TELを切ってから、再びロクとのじゃれあいを再会する。

「ふふふ、ロク、ふっかふかあ~~。お前とこうやって一日中ゆっくり過ごすのも、久しぶりだなあ。」

寝転んだまま抱き上げると、びろーんと伸びた姿がまた愛くるしい。

「マネージャーさん、遅いねえ・・・。」

・・・・はっ!!しまった!!今日は実家だったあああ。

暗黙の了解で「家にいる。」と言えば、大ちゃんの家、になってしまっている今日この頃。

あわてて折り返しTELを入れる。

「すみませんっ!!今日は実家のほうにいますっ!!!」
「あれえ?珍しいね?しかも明日は大ちゃんの誕生日なのに??」

「・・・あ。ハイ。でも、ロクとの大切な日でもあるんです・・・。」


そう。

11月6日は、俺にとって二つの意味で大切な日。

そんな一年で一回だけのトクベツな日がもうすぐやってくる・・・・・。




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すみませんっ!!!

なんだか、前後しててっ!!

このお話を先に書きたかったんだけど、限定記事を消しちゃったショックで、先に向こうを書いてしましました。

ではっ。

ひとまずおやすみなさ~~~い。

あ。この話以前書いたお話の続き??です~~~。

小学生だったまお君がロクを拾うお話、タイトル忘れちゃったWW