「きゃあああああああ。」

洗面所から聞こえる悲鳴。

「まおっ!?どうしたっ!?]
[かびかびるんるんさんがあああ~~~~。」

まおの指差す先には、壁にびっしりと張り付いたカビ・カビ・カビ・・・・・・・。

「あっちゃあ・・・・。いつの間に・・・・・・。」

俺が一人で住んでいたマンションに、日常生活用品を持ち込んで半・同棲生活を送っているまお。
きちんとした家具とかを、増やすスペースがなくて、下着類とかをまとめてクリアケースに入れて、脱衣所に置いている。

久しぶりに掃除しようとしたまおが、クリアケースをずらしたら・・・・・。
その後ろにカビがぎっりり、ってことらしい。

「ああ~~。もともと一人暮らし用、だもんなあ・・・・・。二人いれば、風呂だって二倍入るし。おかげさんで、自炊割合も高いしなあ。」
「ちゃんと、ケースものけてまめにお掃除しなきゃ・・・だね??」

「あとは、湿気をださない工夫。」
「・・・・・大ちゃん、お風呂のドアあけっぱなしで、ちょっかいだしてくるからだよお。」

「だって、あの瞬間が一番むらむらくるんだもん。風呂上りのまお・・・・。」
「むらむらきても、ダメっ!!・・・・まずは、きちんと湯、抜いて、ドア閉めて、換気扇まわしてから・・・・。」

「そんなのしてたら、興ざめじゃん。」
「だって、ふたり暮らしできなくなるよ??このままじゃあ、かびかびるんるんさんに襲われる夢みそう・・・・。」

「・・・・・しかたないなあ。」
「ひっこし・・・・は、いやだもんね。」

そう。この部屋でまおと思いを通じあわせ、愛を深めてきたのだから。
思い出がいっぱいつまっていて、簡単に引っ越すことなんてできない。

「じゃあ。今から、お掃除。それがおわったら、除湿剤、買いにいこっ!!」

ゴーグルとマスクをして、両手にカビキラーとスポンジ・・・・。
すっごくかっこ悪いけど。
二人で並んでゴシゴシやっていると、楽しくなってくるから不思議だ。


「ふふ。ぴっかぴかになったね。」
「ああ。きもちいいな・・・・。」

こうやって、二人で毎日この部屋のメンテナンスをしながら、思いを共有しあうってしあわせだなあ。
この部屋が、うれしい。って喜んでいる気がして。

「お前も、うれしいか??」

って、すっかりきれいになった壁にむかって語りかけた・・・・・。



wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

知らない人のために。

イケメンアクトでの、引越しネタで、まお君が
「間取りは??家賃は??湿気すごいねえ・・・。」

で、アロマキャンドル渡して。「毎日きちゃおっかなあ??」だったあ訳です。

ふつう、湿気すいごいね。ってでてくる??
実家もマンションかも知れないけど、お母さんがちゃんと掃除してるもんねえ。
対策だって、とってあるだろうし。

一人だったら、そんなに湿気すごくならいだろうし。

ああ。ここにもダイチャンの影があWWと大いに萌えたセリフでしたああ。

---------以上。



二十歳の思い出し笑いは・・・・・。
イデタクが、「しっかりした女性に、まだまだね。」みたいに言われたらきゅんってなります。
みたいなこと言ってて、下向いて、照れてた感じでした。

自分もそうだったなあ??
なのか??

ううん。でも、ダイチャンの影は見えてもお話になんないワタシ。
なので、ブサキンはここまで~~~~。
ああ。楽しかった。