---------------------まおサイド。
らっきい。
今日は、久々にいただいたオフの日。
最近忙しくて、なかなかまったりと予定もなく過ごす時間。が取れなくなっていた。台本も読まなくちゃいけないし。
お仕事が終われば、ダイチャンに会いたくて、一目散にマンションに行っちゃうもんなあ。
ふらり。と特に目的もなく、買い物にでかける。
どこのお店を覗いても、夏らしく、涼しげな硝子細工や、籐で編んだかごなんかが置いてあって。
「あ。これ、朝のパンを入れるのにお洒落だなあ。」
とか。
「硝子のコースターだって。光にキラキラ反射して、綺麗・・・・。」
とか。
いちいち感動しながら、大ちゃんと囲む食卓をイメージして、セレクトしてゆく。
------------ふと。
目に飛び込んでくる、マリンブルー一色のお店。
まるで、深い海に迷い込んだかのような錯覚を覚える。
人魚、とかが泳いでいるんじゃないか??って思うような、現実を忘れて幻想的な世界に引き込まれるようなお店。
入り口には、様々な色合いのブルーの硝子細工がつらなった暖簾がかかっていて、風鈴がトリンチリンと涼しげな音をたてている。
お店に一歩入ると、透明なブルーにキラキラのラメが散りばめられた鏡とか、深いブルーの硝子のコップとか、淡い色調のベッドカバーとか・・・・・。
どこを見ても、いろんな表情をしたブルー一色で埋め尽くされていて。
なんだか、テンションがあがってきて、ヒトツヒトツを丁寧に見てまわる。
「あ・・・・・・・。」
一目ぼれ。とでも言うのだろうか。
深いブルーに、ソウダ水のような泡が細かく入った、少ししっかりめの琉球硝子のとっくりとおちょこ。
きっと、これに冷酒とか入れたら、すっごく綺麗、だろうなあ・・・・・。
迷わず、レジに直行して。
「よし。今日はこれで乾杯だ。」
と、琉球硝子、といえば泡盛でしょう。としっかり酒屋さんにも寄って。
暑い中、ちょっぴり体力的にはバテ気味になってしまったので、スタバでマンゴージュースを飲んで一息ついて。
家に帰ってきたら、お母さんが、何やら着物をたくさん広げていた。
「・・・どうしたの?これ。」
「んん~~。嫁入りで持ってきたんだけど、着る機会なくて、ずっとたんすの肥やしだったから、整理しようと思って。うち、女の子いないから、娘にあげるって訳にもいかないしねえ。」
「・・・・捨てちゃうの??」
「着物は、置いておくつもり。・・・でも、浴衣とかは、もうこんな柄着れないし・・・・。だれかもらってくれる人がいるといいんだけど。・・・・京介、だれか心当たりない??」
「あ・・・。うん・・・・。明日、稽古場にもって行ってみる。女の子、たくさんいるし。」
「そう。よかった。浴衣も着てくれる人がいないと、かわいそうだものねえ。」
「・・・・・お母さん。女の子の浴衣も、男物と着付け一緒??」
「そうなんじゃ、ないかしら??・・・ふふっ。今の若い子は浴衣の着付けとか、できないかもねえ。
京介はお仕事でよく着てるから、手馴れたもんでしょ??浴衣をあげる子に、着方も一緒に教えてあげて??」
「・・・・・・うん。そうする。」
-----------そうして。
今日は、琉球硝子と、泡盛と、母さんの浴衣。を持ってダイチャンのマンションにいつもより随分早めに来て、ごはんを作ってからシャワーを浴びて。
一人で、鏡を見ながら浴衣を着て。
ココに来るまでに、買っておいた地毛にパチンとピンで留めるだけの三つ編みウイッグを肩口に垂らして。
うん。我ながら、似合ってる。
ヒートアップイブで、何回も女装させられたもんなあ・・・・・・。
あの時は、自分だけ違和感ないって言われて、ちょっぴりショックだったけれど。
-----------ふふ。
大ちゃん、びっくりするかなあ??喜んでくれるかなあ??
ドキドキドキドキ・・・・・・・・・。
待ちきれなくて、玄関で、正座。して、ダイチャンの帰りを待っていた。
「早く、帰ってきてほしいよ・・・・・。」
らっきい。
今日は、久々にいただいたオフの日。
最近忙しくて、なかなかまったりと予定もなく過ごす時間。が取れなくなっていた。台本も読まなくちゃいけないし。
お仕事が終われば、ダイチャンに会いたくて、一目散にマンションに行っちゃうもんなあ。
ふらり。と特に目的もなく、買い物にでかける。
どこのお店を覗いても、夏らしく、涼しげな硝子細工や、籐で編んだかごなんかが置いてあって。
「あ。これ、朝のパンを入れるのにお洒落だなあ。」
とか。
「硝子のコースターだって。光にキラキラ反射して、綺麗・・・・。」
とか。
いちいち感動しながら、大ちゃんと囲む食卓をイメージして、セレクトしてゆく。
------------ふと。
目に飛び込んでくる、マリンブルー一色のお店。
まるで、深い海に迷い込んだかのような錯覚を覚える。
人魚、とかが泳いでいるんじゃないか??って思うような、現実を忘れて幻想的な世界に引き込まれるようなお店。
入り口には、様々な色合いのブルーの硝子細工がつらなった暖簾がかかっていて、風鈴がトリンチリンと涼しげな音をたてている。
お店に一歩入ると、透明なブルーにキラキラのラメが散りばめられた鏡とか、深いブルーの硝子のコップとか、淡い色調のベッドカバーとか・・・・・。
どこを見ても、いろんな表情をしたブルー一色で埋め尽くされていて。
なんだか、テンションがあがってきて、ヒトツヒトツを丁寧に見てまわる。
「あ・・・・・・・。」
一目ぼれ。とでも言うのだろうか。
深いブルーに、ソウダ水のような泡が細かく入った、少ししっかりめの琉球硝子のとっくりとおちょこ。
きっと、これに冷酒とか入れたら、すっごく綺麗、だろうなあ・・・・・。
迷わず、レジに直行して。
「よし。今日はこれで乾杯だ。」
と、琉球硝子、といえば泡盛でしょう。としっかり酒屋さんにも寄って。
暑い中、ちょっぴり体力的にはバテ気味になってしまったので、スタバでマンゴージュースを飲んで一息ついて。
家に帰ってきたら、お母さんが、何やら着物をたくさん広げていた。
「・・・どうしたの?これ。」
「んん~~。嫁入りで持ってきたんだけど、着る機会なくて、ずっとたんすの肥やしだったから、整理しようと思って。うち、女の子いないから、娘にあげるって訳にもいかないしねえ。」
「・・・・捨てちゃうの??」
「着物は、置いておくつもり。・・・でも、浴衣とかは、もうこんな柄着れないし・・・・。だれかもらってくれる人がいるといいんだけど。・・・・京介、だれか心当たりない??」
「あ・・・。うん・・・・。明日、稽古場にもって行ってみる。女の子、たくさんいるし。」
「そう。よかった。浴衣も着てくれる人がいないと、かわいそうだものねえ。」
「・・・・・お母さん。女の子の浴衣も、男物と着付け一緒??」
「そうなんじゃ、ないかしら??・・・ふふっ。今の若い子は浴衣の着付けとか、できないかもねえ。
京介はお仕事でよく着てるから、手馴れたもんでしょ??浴衣をあげる子に、着方も一緒に教えてあげて??」
「・・・・・・うん。そうする。」
-----------そうして。
今日は、琉球硝子と、泡盛と、母さんの浴衣。を持ってダイチャンのマンションにいつもより随分早めに来て、ごはんを作ってからシャワーを浴びて。
一人で、鏡を見ながら浴衣を着て。
ココに来るまでに、買っておいた地毛にパチンとピンで留めるだけの三つ編みウイッグを肩口に垂らして。
うん。我ながら、似合ってる。
ヒートアップイブで、何回も女装させられたもんなあ・・・・・・。
あの時は、自分だけ違和感ないって言われて、ちょっぴりショックだったけれど。
-----------ふふ。
大ちゃん、びっくりするかなあ??喜んでくれるかなあ??
ドキドキドキドキ・・・・・・・・・。
待ちきれなくて、玄関で、正座。して、ダイチャンの帰りを待っていた。
「早く、帰ってきてほしいよ・・・・・。」