久々の、二人のオフが重なった日-------------。

おれがソファーに座っていると、大ちゃんが、寝そべってきて、ごろんと横になる。

--------手には、耳かき。

「まおちゃ~~ん。耳かき、して?ごろごろして、気持ち悪い・・・・。」

なんて、耳かき片手に甘えてくる。

大ちゃんの重みが、膝にのっかって、気持ちがいい。
大ちゃんの前世って・・・・。絶対、ネコ、だな・・・・・・。

ごろごろ、といわんばかりのふにゃあとゆるんだ笑顔で、おれのお腹のあたりに、顔をうずめている。

そのまま、シャツをぺろり、とめくり上げられ、キス。

「ちょっ!!何、やってるの?大ちゃんの、エッチ。耳かき、するんでしょ??」
「だって~~。まおの肌が、こんな目の前にあるから、むらむらしちゃった!!」

「もう~~。・・・・・・・しなくていいよ。さっき、した、でしょ?」
「さっきした、からだよ・・・・・。まおの体温、まだいつもよりあったかい・・・・・・。」

そういいながら、腰にぎゅ~~っと腕を回して抱きついてくる。
完璧で、スマートで、カッコイイかと思えば、こうやってべたべた甘えてきたり・・・・・・。
本当に、くるくるといろんな表情をもっていて、一緒にいて飽きないというか、やっぱりネコみたい、だ。

「はいはい。耳かき、ね!」

大ちゃんの手から、耳かきを奪って、耳たぶをそっとつまむ。

「ん・・・・・・・。」

それが、気持ちいいのか、お腹のあたりにすりすりしていた動きが止まる。

「ひさしぶり、だったね・・・・。そういえば。」

耳の穴の中を覗くと、すぐ入り口に大きな耳垢がごろごろ。

「最近忙しくて、すれちがい多かったし・・・・。ちょっとしか、会えないときは、それどころじゃないもんなあ。」
「・・・・・ま、たしかに・・・・・。」

会えば、飢えるようにお互い求めてしまって・・・・・・・・。そのまま、意識がなくなるように、眠ってしまう。

「大ちゃん、自分で耳かきしたことないの??」
「・・・・お前、俺をいくつだと思ってるんだ・・・・。そんな訳、ないだろ??」

「だって・・・・・。気持ち悪かったなら、自分でしてればよかったのに・・・・。」
「まおに、してもらいたいから、我慢してたの!!」

ぷう、とほっぺたを膨らまして、抗議する大ちゃん・・・・・・。
ふふ。可愛い・・・・・。
結局、おれに甘えたい口実ってわけだ。

「なんだ~~。だいちゃんてば、甘えたいなら、素直にそういえばいいのに。」

耳の穴の中を、こちょこちょとくすぐりながら、言う。

「そんなこと言うやつは・・・・・。」

また、シャツをめくって、お腹にちゅ!!とキスされる。

「あははっ!!やめてよ。くすぐったいよ~~。それに、あぶないよ?」

そう。今は耳かきをしているのだ。

甘えたいくせに、素直に言えない大ちゃん。それを指摘されると、照れ隠しにこんないたずらをしかけてくる。
こういうとき、9歳も年上の大ちゃんが子供みたいに思えて、愛おしくなる。


膝の上で、気持ちよさそうに、目をつぶっている大ちゃんの横顔をみながら、なんだかキスしたくなって、その頬に、ちゅっと軽いキスを落とした。

「・・・・ん。」

片頬をわずかに動かして、反応する大ちゃん。
・・・・ふふ。半分、眠っちゃってるんだね・・・・・・・。


さて。耳かきは終わっちゃたけど・・・・・。
この、大きなネコさんはどうしましょうか・・・・・??

膝の上にかかる体重と、ぬくもり。
すやすやと、安心しきって、おれの膝の上で眠りをむさぼっている大ちゃん・・・・・。

ま、このままでも、いっか・・・・・・・。

「おれが、見守っててあげるから、安心して、おやすみ。」

もう一度、その頬にキスを落とし。
柔らかな髪の毛に指を入れながら、いつまでも寝顔をみていた・・・・・・。


こんな、日常が、しあわせ。



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お買い物に行く話を書こうと思っていたのですが・・・・・。
それまでの、部屋での様子をちょこっと書いて、と思ってたら、なんだかこれだけでヒトツのお話になってしまいました・・・・。大ちゃん、寝ちゃうんだもん。

ということで、また起きたら、行ってもらいましょう。お買い物。
この日の、夕食は、肉じゃがを大ちゃんが作ってくれる予定で、始まったお話だったんですWW