珍しい、真夜中のTEL音が響く。

着信には、「大ちゃん」の文字。

気遣い人の大ちゃんは、めったにこんな時間に電話してきたりしない。

-------どうしたんだろう・・・・?

胸騒ぎが、する。


「まお・・・・・。助けて・・・・・。」
大ちゃんらしからぬ声で、それだけ言うとTELが切れた。


俺は、部屋着のジャージのまま、飛び出す。


ガチャガチャッ!!


鍵を開けるのも、もどかしく、部屋のドアをあける。


「よかったあ・・・・。まお。きてくれたんだ。」

ベッドのなかから、少し、潤んだ瞳で、大ちゃんが顔だけをこちらに向ける。

「来てくれたもなにも、あんな電話されたら、心配するでしょう!!フツー!!」


「ん・・・・。迷惑かけたら、いけないと思ってたんだけど・・・。
今日、朝から熱、あってさ。
動けなくて・・・・。間の悪いことに、水も薬もなくって・・・・。
ちょっと、限界・・・・・。」

「もーーー!!
一人暮らし、失格だね!!」

「ごめんな。まお。明日も、仕事なのに・・・・。」


「ほんと、この貸しは、倍にして返してもらうから、心配しないで!!」




------------そう言って、まおは、コンビニにすぐでかけると。

水と、ゼリーと、鍋焼きのうどんを買ってきてくれ、手早く、作ってくれる。


「はい。あーんして。」

「あちちっ。」

「もーーーー。はい。ふうーーーー。」

子供が、母親にされるように、何から何まで世話をやかれ。

「じゃ、明日早いから、もう帰るね。
ここに、水置いておくから、ちゃんと水分補給しておくように!!」

と念を押され・・・・・・・。


ドアに行こうと、踵をかえしたかと思うと、また戻ってきて



「これ、忘れ物。」


--------------チュ。



派手に音をたてて、俺の頬にキスをした。




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ブサキン、笑ったねえ・・・。
そして、大マオFANは、こんなシュチュエーションを想像してのではないでしょうか・・。

あんま、吟味して書いてないけど、ひとまず勢いで!!

萌え爆弾は、鮮度が大事!!