嵐の事は憶測その他が飛び交って、ちょっとシンドクなってきたので、嵐とは無関係な事も書こうと思ってエッセーを追加
興味ない方は引き返して下さいませ
トモカとは、V6が縁で知り合った友人だ。
知り合った当初は、共通でファンだった長野博氏の事や三宅健くんなど、会話の内容はほぼほぼV6で、その内、智くんファンであるという事が分かり、その後は、嵐の話まで会話の内容が広がった、今でも仲の良い友人である。
実を言うとV6では同人誌を作ってイベント参加していた私を、トモカが認識したのは、コミケで女子高生コスをして自分のスペースに立っていた時なのだそうだ。
既に成人していたというのに、女子高生な制服姿に違和感がなく、更に自分よりも歳上と知って、「バケモノいた」と思ったのだそう。
失礼だな、おいと思うなかれ。年齢不詳過ぎたらしいのである。
そこは褒め言葉ととっておこうと思う。
さて、このトモカと私には共通の友人がいた。
仮にNさんとしておくが、彼女はまた「年齢不詳」と、仲間内で言われていた。何故そう言われていたか?
正直、見た目が相当に「オバさん」であり、年齢以上に老けて見えていた為、恐らくおばあちゃんに近い年齢だと初対面では思われてしまったからである。しかしながら、側で顔を見ると、思うより若いようだと感じる。
故に「年齢不詳」と言われていたのである。
人間というのは、共にいる友人達が「年齢不詳」だと言われると、都合良く解釈するものらしく、同じ「年齢不詳」でも、その意味合いがトモカや私とは全く違うにも関わらず、同じ意味で受け取っていたようである。
これはトモカから聞いた話だが、或る時、コンサートで米どころにNさんと二人で行った時、時期が悪かったのか、多くの受験生が街中に溢れていたらしい。
しかし二人は何も気にすることなく酒造会社の販売所へ。Nさんは酒好きで、米どころで日本酒も有名だったその地で、日本酒をお土産に買おうと立ち寄ったのである。彼女はお店の方に勧められるまま味見をさせて貰っていたが、、トモカは近くでただ立ってそれを見ていたのだそう。
そこでお店の方が爆弾を投下。
「お母さんも大変だねぇ、娘さんの受験に付き合って…」
凍り付くNさんと、絶句するトモカ。それまでに何処から来た…という話をしていたのだろうが、「受験」などとは一言も言っていない。
そこは笑って誤魔化して、その場を後にすると、トモカはNさんに怒られた。
「トモカちゃんのせいでお母さんって言われたじゃない!こんな大きな子産んだ覚えありません!」
「えええええっ?!」
トモカ、後日私に言いました。
「絶対、私だけのせいじゃないよね?!」
「そうだね…どう考えても、彼女の見た目が一番大きいね」
要するに、私は若見え。
トモカは幼く見える。
Nさん、老けて見える。
同じ「年齢不詳」でも、このような差がある訳だ。
しかし、彼女には自覚がないのである。
確かに、トモカを生めるほどの歳の差はない。せいぜい姉妹の歳の差である。それにも関わらずそう見られたNさんは、気の毒以外の何物でもない。いたく同情したくなるような事案である。
彼女にとっては、あくまでも「年齢不詳」は「若く見える」に変換されているらしく、言われる事を嬉しく思っているふしがあるが、未だに私もトモカも、真実は言えないままである。
しかし、この弊害、私も人に与えた事がある。
それはコンサート帰りの夏の夜。
ハッキリ言うが、その友人は決して老けてはいない。寧ろ美人で派手な人だった。
それが、ちょっと艶やかな大人っぽい浴衣を着てコンサートに参戦し、私は逆にキャミワンピで全然雰囲気の違う姿だったのが悪かったのか。
その二人がタクシーに乗っての帰り道、運転手さんが言った。
「娘さんとコンサートですか~(笑顔)」
固まる二人。
友人と二人笑ってその場をやり過ごし、タクシーを降りてから、
「…どっちがお母さん?」私が言うと、
「私でしょうね」とキッパリと友人。
暗闇で、そして服装だけで判断された母と娘事案
これはハッキリ言いたい。
「運転手さん、眼は大丈夫か?眼医者行った方が良くね?」
キッパリと言う。
その友人と私、親子に見られた事など一度も無い!寧ろ、年齢差があると思われた事もないのだよ
Nさんとトモカの事案とはまた違う、親子見え事件であった。