「停職中に外出もできないの?」
「Facebookのプライベート投稿まで制限されるなんておかしい」
そう思う人もいるかと思います。
停職中だから外出は禁止だとは言いません。Facebookも投稿したってかまいません。ただ、「停職中に旅行なんかして」と誰かに思われたくなかったら、何するにしても「控えめ」な姿勢でいることが無難だと思います。どの程度の外出が旅行にあたるかは、人の考え方にもよりますからね。
誰がどこに行くのかは自由ですが、こういう状況では、せめておおっぴらにするのはやめたほうがいいでしょう。
それなのにFacebookに外出先での「楽しげな」様子を「公開」してしまったら、「遊んでいる」としか見られません。
少なくとも、停職中の彼女の同僚は、公務員として働いています。そんな中「カニ食べました」などと楽しげな投稿をしているのを見た人は、どう思うでしょう。
Facebookは、たとえ友達限定の公開であっても「公共の場」だと、私は考えています。
例えば、ママ友の集まる公園で、そのうちの1人が「停職中で暇だからカニ食べに行ってきた。おいしかった♪」などと言っていたら、どうでしょう。もしかしたら何か事情があるのかも知れません。しかし、詳しい事情を知らない人は「何それ」と不愉快に思うでしょう。
今回の、この元女性公務員に関しては、公務員として禁止されている副業をしていたり、Facebook投稿に関する注意を受けていたのにやめなかったり、といくつか問題があり「公務員としての適性がない」と懲戒免職になったようです。
公の職に就いていると、何かしら制限は受けるものです。それに従えないのであれば、その職には適さない、ということになりますからね。もちろん、公務員でなく一般企業に勤めていたとしても、同じです。こんなことしたら総スカンくらうでしょう。
公共の場で、人の不快になる発言をしないこと。リアルもネットも同じですね。