ふっ、と切迫早産で入院していた頃を思い出した。

その日はいつも通り、妊婦健診だった。

エコーをしようと横になったとき、助産師さんが驚いて「そんなにお腹張って、苦しくない?」と言った。

「これ、張ってるんですか」わたしのとぼけた返答。

主治医に診てもらい、「陣痛並みに張ってる」と言われた。

内診してもらったところ、子宮頸管がかなり短くなっており、即入院と言われた。

さっきまで歩いていたのに、車イスに乗せられた。荷物も取りに戻れないと言われた。

わたしは事の重大さにまだ気づいておらず、「実家の母が買っておいてくれたみかん、食べたかったなぁ」なんて呑気に考えていた。


入院病棟に車イスで連れていってもらい、即点滴。張り止めの薬は日に日に増やされ、MAX入れられることになる。入院している妊婦さんたちの点滴ラベルをちらりと見たけれど、MAXはわたしくらいだった記憶。

29週で入院し、36週で点滴がとれるまでずっと入院していました。

夫と母が来てくれるのが楽しみでした。コロナの前だったので、面会は割りと自由でした。ただ、普通はロビーで面会するのに、わたしは張りがひどいので特別に夫や母が入院病棟に入ってきてました、、、

点滴が取れ、数日だけ家に帰れました。

数日、というのはすぐに陣痛が来たから。

朝10時頃に一度病院に行きました。しかし、「まだ産まれないよ、帰ってもいいよ」とのことで帰宅。しかし、夕方まだ痛かったので病院に電話すると「一応おいで、心配だから」と言われ、一応行くことに。結局陣痛がついて翌日の朝に生まれました。

助産師さん、看護師さん、先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。

わたしの場合、精神科とも連携を取ってもらい、なかなか厄介な妊婦だったと思います。

泣いてばかりで困らせたと思います。


わたしは無事に出産できた。

息子を抱き締めることができた。

でも、そうじゃない方もたくさんいる。自分にできることは何だろう。

そう思って。

わたしは今、天使ちゃんのお洋服を作るボランティアをしています。