去年の12/28（土）冬休み
りもっちのあるがママなすがママ
長男にずっと隠していた彼の病気、体質の事を
はなしました。
本当は まだまだずっと先
医学的な知識が理解できる年齢が来てから
話す予定でした。
それは、大人であっても
理解が簡単ではない事を知っていたからでした。
しかし6年生になる前に
話す必要があるとふと感じました。
長男は甘えん坊で
家では 今でも甘えてきます。
抱きしめると
身を任せるように身体を傾け
何か嫌な事があってもハグすると
気持ちが整理されて落ち着いているのを感じます。
そんな息子にも
いつか本格的に思春期がやってくるでしょう。
家族と過ごす時間よりも、
友達と過ごす時間に価値を感じ
一人の時間もうんと増えるでしょう。
わたしや家と離れたところで過ごす時間も
さらに増えていくでしょう。
親の話に耳を傾けず、
感傷的になることもあるかもしれません。
そんな多感な時期に
わたしが説明をしていなかったら
自分に起きた不調の原因がわからなかった時
きっと怖い思いや不安を感じ
救急車に運ばれた時に
自分の身体の事を一切説明する事も出来ず
一人の時に体調を崩した時
自分の中で何が起こったのか
怖くなってしまうだろうと思いました。
親の話や思いを受け止められ
なおかつ素直に親に甘えられる今の時期に
打ち明ける決意をしました。
病気の事。
治療の事。
お薬の事。
起こっている副作用の事。
風邪のように簡単に治るものでもなく
治ったと思っても再発する人も多く
人生の中で向き合いながら過ごすという事。
でも
お母さんは絶対に治したいと思っている事。
これまで曖昧にしていたことも
全て話しました。
長男は、泣きながら話を聞きました。
わたしは膝に彼をのせて
しばらく抱きしめ、
泣き止むまで頭を撫でました。
それから数日経ちました。
気持ちの整理が出来た頃かな？と思い
どのように感じたか聞いてみました。
この前、身体の事話したでしょう？
それを聞いてどう感じた？
うーん。
はじめはショックだったけど、
ぼく、そんな事
自分の人生の中で決めてきたんだなって思った。
それにね、ぼくがいうのも変だけど、
お母さんは、ぼくが生まれてから
いっぱい勉強して
色々な知識がついたっていってたでしょう？
お医者さんより
ぼくの体のこと わかるでしょ？
だから
ぼくとお母さんの人生で決めてきた事
なんだなって思った。
そうだね。。
うん、でも自分で決めた事は
覚えてないからね。
覚えていたら、
その時感じる心が薄れてしまうから。
うれしいとか
かなしいとか
そういう事を全力で味わう為に
決めた事忘れるんだよ。
そこから気付く事も
覚えてたら楽しくなくなっちゃうからね。
そうだね…。
これまでは お母さんがフォロー出来たけど
これから
どんどん大人に近付いていくから
お母さんから離れていくようになる。
えーそれは嫌だ。
お母さんを疎ましく思う日がくるんだよ。
自分から離れていくよ。
それは大事な事。
成長するという事。
バンザーイっていう事。
そうなの？
ぼくが自分から離れるの？
そうだよ。
親と離れた時に
自分の身体の中で起きている事や
自分の弱いところを知っているというのは
とっても大切なこと。
備えて生きる事も
自分なりに工夫することも出来るかもしれない。
今は全力で動ける時期だ！って
緩急のリズムをだんだんとわかってくると思う。
お母さんも頑張るけど
きーくんが一番
自分のことを知って、大切にしてほしいの。
うん！わかった！
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11歳になったばかりの時期の告知でしたが
息子が、自分で決めたと即答した事に
胸が熱くなりました。
我が家にとって 大事な日だったので
記録しました。
わたしの中で、ヨーイドン！と
スターターピストルの音が聞こえたような感覚で走り出した日々。
ある時はこんなに元気なのに、、と
飲ませたくないなぁ、、と
副作用で もがく息子を思い
お薬をあげなかった日。
ある時は
息子の飲み忘れた薬を見て
水筒とお薬を持ち、
コートも着ずに
真冬の朝 学校まで追いかけ走った日。
ある時は
副作用が強い事に自分の選択は間違っていたのか？と あらゆる情報を模索した日々。
そして
惑わされない強い気持ち。
それから
息子が支えられている事に
一錠一錠感謝する日々。
症状と副作用から抜け出し
元気っていいね！元気ってすごいね！
と 顔色が戻って笑顔で言った息子の言葉に
本当に色々な思いと静かに向き合う。
他人の声を受け入れ
ありのままの世と静かに向き合う。
だから 色々な事が見えてくるし
色々な人も見えてくる。
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りもっちのあるがママなすがママ